受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「20年2月号」より転載/20年1月公開)

立教女学院中学校・高等学校 クリスマス礼拝 12月14日(土)

キリストの生誕を祝福し、感謝を捧げる

この日は250組500名の受験生とその保護者が参列しました。集められた献金は、Save the Childrenと国境なき医師団に寄付されます

 立教女学院は、1877年に米国聖公会の宣教師C.M.ウィリアムズによって創設された、プロテスタント系のミッション・スクールです。キリスト教に基づく全人教育を実践する同校では、毎日礼拝が行われるほか、イースター礼拝や昇天日礼拝など、特別な日に祈りを捧げますが、なかでもクリスマスのお祝いは、大々的に行われます。

 毎年12月中旬の土曜日に行われる「クリスマス礼拝」は、同校への入学を希望する5・6年生とその保護者、さらに地域の人々が集い、キリストの誕生を祝う予約制の公開行事です。受験生からの人気も高く、会場となった聖マーガレット礼拝堂には、開始30分前から参列者が姿を見せ始め、瞬く間に席が埋まっていきました。

 定刻を迎えると、美しいパイプオルガンの前奏が鳴りやみ、司式者の「ご起立ください」の声で、礼拝が始まりました。この日、礼拝の司式者を務めたのは、チャプレン(学校付きの牧師)の鈴木裕二先生です。学院オルガニストのジェームス・ドーソン先生が奏楽を、中学校聖歌隊が奉唱を担当しました。

キリスト教の暦では、キリスト降誕を待ち望む約4週間を「アドベント(降臨節)」と呼び、クリスマスに向け準備をします。同校もその伝統を守り、校内にはさまざまな装飾が施されていました

 配布された『聖書日課・聖歌集』を手に、参列者全員で聖歌69番「もろびとこぞりて」を合唱した後、中学宗教委員が交代で聖書のキリスト降誕にまつわる部分を読み上げていきます。第一日課「ルカによる福音書1章26~38」を読み終わると、「主をほめたたえ、主に感謝せよ」という司式者のことばに続き、参列者が「主は恵み深く、そのいつくしみは永遠にたえることがない」と祈りを捧げます。

 同様の流れで第二日課、第三日課、第四日課と進んだ後、校長の田部井善郎先生からクリスマス・メッセージが送られました。「イエス様の誕生は、今から2000年以上も昔の出来事ですが、なぜ現代のわたしたちにとっても大きな喜びなのでしょうか。神様は、懸命に毎日を生きている人々の、苦しみや悩み、悲しみを代わりに背負い、生きる希望や勇気を与えてくださいます。神様が、わたしたちへの愛を示すため、大切なひとり子であるイエス様をこの世に遣わしてくださった日。それが、クリスマスだからです」。このことばで、クリスマスの本来の意味を確認することができました。

赤と白の礼服をまとった中学校聖歌隊。指揮に合わせ、アンセム「鐘鳴りわたり」や「星のキャロル」を合唱しました

 最後に田部井先生は「きれいなクリスマスツリーやプレゼント交換を楽しむだけでなく、どうか今年は、イエス様がこの世にお生まれになった意味を考えながら、クリスマスを過ごしてもらえることを願っています」と結びました。

 礼拝終了後、聖マリア礼拝堂の前で、ハンドベルクワイヤーによる演奏会が行われました。生徒たちが1音ずつ心を込めてベルを振り、クリスマス・メドレーを奏でます。後半には聖歌隊が加わり、「荒野の果てに」「きよしこの夜」を全員で合唱。事前に配られた楽譜を見ながら歌う来場者の声も混ざり合い、そのハーモニーが構内に響きわたりました。

「立教女学院は、神様の愛があふれている学校です。こうして皆さんとクリスマス礼拝を共にできることをうれしく思います」と校長の田部井善郎先生 クリスマス礼拝の会場となった聖マーガレット礼拝堂は、1932年に建てられたロマネスク様式の歴史的建造物。2006年には、杉並区有形文化財に指定されました 中庭のヒマラヤスギはこの時期、クリスマスツリーに変身。頂上には星が飾られ、カラフルな電飾が光ります
礼拝の後、聖マリア礼拝堂前で行われたハンドベルの演奏会。後半は聖歌隊も加わり、来場者と一緒に合唱しました

ページトップ このページTopへ