受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「21年1月号」より転載/20年12月公開)

吉祥女子中学・高等学校 第82回 吉祥祭 11月7日(土)・8日(日)

「NIPPON」をテーマに、
オンラインで吉祥祭を開催

今年の吉祥祭のテーマは「NIPPON」。日本独自の文化、優れた技術、時間に正確な国民性などを日本の伝統や自然と合わせて、ポスターに落とし込みました

 今年、吉祥女子中学・高等学校では、在校生向けの「吉祥祭」を11月7日(土)・8日(日)に開催すると同時に、初の試みとなる校外向けの「オンライン吉祥祭」を特設ウェブサイト上で公開しました。

 事前に同校の「動画配信申込みフォーム」から参加登録をすると、メールで映像視聴用のURLが送られてきます。本番3日前の11月4日からは、各参加団体の発表内容をPRするCM映像が公開され、11月7日から18日まで本編映像を視聴することができました。

 そんな特別な今年の吉祥祭のテーマは「NIPPON」。日本の公式なアルファベット表記を用いることで、「世界とつながる日本」や「日本と世界の関係性」を表現し、「これからの日本を担っていく生徒一人ひとりに、日本文化を形成する一員という自覚を持ち、『NIPPON』についてより深くさまざまな視点から考察してほしい。今を生きる生徒自身の問題意識に響くような、未来へつながる研究・発表の場としたい」という思いが込められています。

 各参加団体のCM映像も、すべて生徒が制作しました。それぞれの企画の見どころが約30秒という短い時間のなかに凝縮されており、生徒たちが吉祥祭にかける熱意が伝わってきました。

同校OGでダンボールアート作家の玉田多紀さんにノウハウを教えてもらいながら制作したオブジェ。ロダンの「地獄の門」をモチーフに、中2~高2生が力を合わせて作り上げ、エントランスホールに展示されました

 本編映像は、サイト上で「芸能」「ゲーム」「展示」「生徒会」などカテゴリーごとにまとめるなど、見やすく工夫されています。なかでも目を引いたのは、ゲート製作委員会がコロナ禍で中止となった正門ゲート制作の代替として手がけた、ダンボールオブジェです。19世紀のフランスの彫刻家・ロダンの代表作「地獄の門」をモチーフに、中2から高2までの生徒たちが力を合わせて作り上げ、その過程が動画で詳しく紹介されていました。

 クラス演劇が豊富にそろい、部やクラブによる公演・発表のほか、中学・高校各学年の学習に関する展示もありました。中1は、学校が始まってから半年の間に取り組んだ作品や課題を公開。英語の「オリジナルストーリーを作ろう」、国語の「詩の創作」、理科の「実習レポート」、夏休み中の進路プログラムの課題「社会人にインタビュー」など、どれも見応えがありました。なかでも、国語の「詩の創作」は、多くの生徒が詩のほかにイラストや切り絵を施すなど、芸術的な作品に仕上がっていました。

 受験生や保護者に向けた企画もあり、こちらは中高生徒会役員会が担当。「質問コーナー」「吉祥生に73個の質問」「生徒にアンケート」の三つのコンテンツを用意しました。受験生や保護者から寄せられた質問への回答、全校生徒を対象とした中学受験や学校生活についてのアンケート結果をPDFにまとめて公開したほか、吉祥生が校内施設を巡りながら、校風や学校生活について紹介する動画が公開され、さまざまな視点から同校の魅力を知ることができました。

 例年とは異なる状況のなか、生徒たちが一丸となって作り上げた新しい形の吉祥祭。今回のチャレンジが、生徒一人ひとりの可能性をさらに広げたのではないでしょうか。

「JRC同好会」では、これからの国際社会を担う若者たちがめざす「SDGs(持続可能な開発目標)」について、小学生でもわかるようなアニメーションを制作 1学期の現代文の授業で詩を学んだ中1生。2学期には、日々の生活のなかで心が動いた経験や、心に強く感じたことを個性豊かに表現しました
毎年、グリーンコートで披露されている弓道クラブの「射即人生」も、今年は動画形式で発表。生徒の様子と的の2画面による構成で、弓道の魅力を紹介しました 今年度は、「感謝の気持ちを感動に」をモットーに、総勢88名で活動する吹奏楽部。録音と撮影を分けて行い、演奏時にはパーテーションを用いて感染症対策をして収録に臨みました

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