スクール情報
(「22年11月号」より転載/22年10月公開)
鷗友学園女子中学高等学校 かもめ祭▶ 9月17日(土)・18日(日)
鷗友生の思いが詰まった
生徒主体のハイブリッド学園祭
校訓に「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」を掲げる鷗友学園の学園祭である「かもめ祭」。9月17日と18日に、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して、事前予約制で開催されました。生徒や保護者、受験希望の小学生など、久しぶりにたくさんの笑顔が集まる学園祭となりました。
今回のテーマは「新」です。「オンラインでの開催しか知らない後輩も多いので、今回はこれまでとは違う新しい企画をどんどんやっていきたいという思いも込めて、このテーマに決めました」と学園祭実行委員長は話します。
編集部が訪れた初日の17日は天候にも恵まれました。同校では、クラブのことを「班」と呼んでいますが、最初に向かったアリーナでは、午前中にブラスバンド班の演奏が行われました。「美女と野獣」「千と千尋の神隠し」などのおなじみのメロディーに、観客はじっくりと耳を傾けていました。2日間合わせて、アリーナでは管弦楽班・バトントワリング班・体操班・新体操班・ダンス班、ホールでは筝曲班・演劇班、軽音楽同好会などの公演が実施されました。
各教室で行われていたのは、クラブ単位での企画や教科学習の展示、中1と中2の学年展示などです。毎回人気の理科班の催し物では、ポリビニルアルコール・ホウ砂・食紅を用いた「スライムづくり」や、塩化カルシウム・アルギン酸ナトリウムを用いた「人工イクラづくり」などの参加型実験をはじめ、カエルの解剖やプラネタリウムの上映などがありました。理科班の班員の説明を聞く参加者の表情は、真剣そのもので、興味深い理科の世界を堪能できたようです。
「かもめ祭」では、受験生を迎えて久しぶりの演奏となるブラスバンド班。息もぴったりで、観客は大きな拍手を送っていました
そのほか、バレーボール班の「タコたたき」や陸上班の「体力測定」、卓球班の「卓球」といった体を動かすゲームも好評で、終始順番待ちとなっていました。中1の学年展示「鷗友シアター」では、受験生に向けて学校紹介の動画を作成し、上映しました。実際に学校に通う生徒の目線で作られた映像は、小学生にとって、とても身近に感じられたことでしょう。
かもめ祭の恒例イベントの一つが、生徒たちが国際理解教育や課外活動などで取り組んだテーマについてプレゼンテーションを行う「@階段教室」です。編集部が訪れた際には、各部屋の電気がついているかを、離れた場所から一目で確認できる「光と音で分かる節電装置」についてのプレゼンテーションが行われており、開発からコンテスト出場までの体験談を、しっかりとした口調で話す生徒の姿が印象的でした。
そのほか、鷗友オリジナル商品を販売する「かもめ堂」や、お茶菓子を販売する「かもめマーケット」、卒業生による「かもめくじ」など、販売のコーナーもにぎわっていて、なかには早い時間から売り切れたものもありました。
「当日来校できなかった人にも、かもめ祭の雰囲気を感じてもらいたい」と、昨年同様、オンラインでの配信も行われました。中学受験や学園生活に関する疑問に答える「鷗友生LIVE相談会」では、受験勉強の方法についてなど、多くの質問が寄せられたそうです。
リアルとオンラインを見事に組み合わせ、新たな形での開催となった「かもめ祭」。「たくさんの人に楽しんでほしい」という鷗友生の熱い思いは、参加者にもきっと伝わったことでしょう。
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