スクール情報
(「23年2月号」より転載/23年1月公開)
東洋英和女学院中学部・高等部 クリスマス音楽会▶ 12月10日(土)
久しぶりに受験生も参加できた
華やかなコンサート
創立以来、聖書の教えを建学の精神として受け継ぐ東洋英和女学院。そんな同校にとってキリストの降誕を祝うクリスマス音楽会は、とても大切な行事として、生徒たちに愛されてきました。参加者を生徒とその保護者2名までと限定した前回とは異なり、今回は生徒と保護者に加え、全学年の受験希望者を対象に、予約制で各回130組(1組3名まで)を招待して行われました。
参加団体は、前回のハンドベル部、合唱部、器楽科オーケストラに加え、オルガン科を受講している高校生と、器楽科講師の方々です。毎年恒例となっていた、生徒と父親有志による混声合唱は、今回も残念ながら中止となりました。
編集部が訪れたのは、13時開演の第1回公演。開演前には、中学部長の石澤友康先生が登壇し、「3年ぶりにお客さまを大講堂にお迎えして音楽会を開くことができ、本当にうれしく思います。東洋英和女学院は音楽にあふれている学校です。本日のクリスマス音楽会を通して、生徒たちの日ごろの成果を見ていただくのとともに、皆さんと一緒にクリスマスをお祝いしたいと思います」とあいさつしました。
最初のプログラムは、ハンドベル部の高校生グループによる「クリスマス フェスティバル」の演奏です。耳なじみのあるクリスマスソングが、ハンドベルの澄み切った華やかな音とともに奏でられました。演奏中、生徒たちはアイコンタクトを取って、呼吸を合わせながら、音程の異なるいくつものハンドベルを、まるで一つの楽器のように奏でました。
大小さまざまなサイズと音色のハンドベルが合わさり、すてきなメロディーを奏でます。観客も聞きほれていました
続いて、器楽科オーケストラによるバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」が演奏されました。このオーケストラには、器楽科の講師の方々が、ファゴットやコントラバスで参加。生徒たちは、先生方のサポートの下、伸び伸びとした調べを奏でました。
合唱部が披露したのは「God Rest You Merry,Gentlemen」「サンタが町にやってくる」といったクリスマス・キャロルの数々。最後は「Shepherd's Pipe Carol」を軽やかに歌い上げました。
オルガン科の受講生によるパイプオルガンの演奏も見事です。会場に響き渡る「ノエル」の厳かな音色に、来場者は静かに耳を傾けていました。
器楽科講師の方々による室内楽に続き、再び登場したハンドベル部高校生グループの「ベル キャロル ファンタジー」、そして合唱とオーケストラ合同によるヘンデルのオラトリオ「メサイア」よりハレルヤコーラスといった華やかな演奏の後、来場者と共に讃美歌109「きよしこのよる」を合唱し、音楽会は終了しました。
会の終了後、サピックスOGの高3生がインタビューに答えてくれました。受験前から、クリスマス音楽会にあこがれ、中1から高2にかけて合唱部に所属していたという彼女は、オーケストラの演奏に合わせて歌う晴れの舞台ということもあり、クリスマス音楽会は大好きな行事だと笑顔で話します。そして「東洋英和女学院は、とてもすてきな学校です。ぜひお待ちしています」と、受験生にメッセージを送ってくれました。第2回の公演にも多くの参加者が来場した今回のクリスマス音楽会。東洋英和女学院の魅力がたくさん詰まった行事でした。
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