受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(2016年8月号掲載/2017年6月改訂)

School Now 国府台女子学院中学部・高等部/優れたグローバル人材になるための
日本人女性としての素養と人間性を育成

 千葉県市川市にキャンパスを持ち、仏教精神に基づく人間教育を行う国府台女子学院中学部・高等部。創立92年目を迎えた今春は、卒業生の91.5%が現役で4年制大学に進学。国公立大の合格者も22名になるなど、県内でも高い難関大現役合格率を実現しています。そんな同校の特徴の一つが、充実した英語教育です。英語科の小向克彦先生と廣谷栄一先生、および入試広報主任の槇野章二先生に、英語の授業や海外研修などについて聞きました。

きめ細かい学習指導で 基礎学力をしっかりつける

学校行事は生徒主体で運営・演出を行います。運動会では仮装行列をするのが恒例となっています  同校の学習指導の特徴は、そのきめ細かさにあるといえるでしょう。たとえば中1~2では、英単語、漢字、計算の小テストを毎週実施し、基礎学力と学習習慣の定着を図っています。

 英語の授業に関しては、中1ではクラス全員が同じ授業を受けますが、中2はリーダー、文法・作文(ともに週3時間)のうち、文法・作文の授業を少人数クラスで実施。中3でも、習熟度別の少人数授業が行われています。さらに、各学年ともネイティブ教員による英会話の授業が週1時間設けてあります。

 加えて、実用英語技能検定(英検)の受検を推奨しており、「中3修了時までに準2級、高2修了時までに2級取得を目標としています。1学年約200名のうち、約半数が準2級を取得します」と小向先生。さらに、2020年度から予定されている大学入試改革の対策として、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測定するGTECも導入。生徒全員が受検しています。

希望進路に合わせたコース制 英語科は海外語学研修が必修

英語科では、日替わりで黒板の掃除などを担当する「日番」の生徒が英語で日誌を書きます  同校の高等部は「普通科」「英語科」から成り、普通科はさらに普通クラス、選抜クラス、美術・デザインコースの三つに分かれています。この美術・デザインコースでは、普通科のカリキュラムに加え、美術やデザインも学び、芸術系・造形系・デザイン系の大学進学をめざします。

 一方、普通クラスと選抜クラスは、高1の1月末にコース判定テストを実施し、その結果と本人の希望をもとに、高2から「進学理系選択」や「選抜文系国立」など、細分化された五つのコースに分かれ、それぞれの希望進路に向けた学習を始めます。

 開設されて30年超という県内随一の歴史を持つ英語科は、少数精鋭で切磋琢磨しながら国際人をめざします。この英語科の高1・2のクラスでは、日本人の担任だけでなく、副担任としてネイティブ教員を専属配置し、ホームルームなど日常の活動もサポート。  また英語については、副担任のネイティブ教員と日本人教員がチームティーチングで行う授業のほか、ネイティブ教員のみによる英会話の授業もあります。普通科に比べ、カリキュラムにおける英語のコマ数は当然多く、高3時には、英語でプレゼンテーションができるようになります。

さらに英語科では、高2時に行う約2週間の海外語学研修も全員必修です。このプログラムは、イギリスで実施されており、生徒は現地の1家庭に2名ずつでホームステイ。現地の学校で英語の研修を受けるほか、現地生と共に体育・音楽・料理・裁縫などを受講し、日本との違いを体感しています。

中学部でも希望者を対象に 異文化研修などを実施

夏休み中の16日間を使って、アメリカのコロラド州デンバーで実施される中学部のアメリカ語学研修 東南アジア異文化研修では、孤児院や義足センターへ、生徒たちが集めた義援金・慰問品を持参します  中学部でも中2・3の希望者を対象とした約2週間の海外語学研修があり、これまでアメリカなどで実施してきました。毎年30~40名が参加しています。こちらもホームステイをしながら現地の語学学校に通いますが、高等部の海外語学研修と違い、授業は午前中のみ。午後は周辺の名所・観光地で行うアクティビティーを通じ、異文化を体験します。「海外語学研修に参加したのがきっかけで、もっと学びたいという気持ちになり、飛躍的に英語力が伸びる生徒もいます。特に中学生はそうした傾向が強く出ます」と小向先生。

 海外研修を終えた後の中学生の感想文には、「日本では家族そろって『いただきます』と言ってから食べるのに、アメリカでは『食べていいよ』と言われ、子どもたちは食べ始めました。これもアメリカの文化なのだなと思いました」「日本人は人の顔を見て話さない人が多いようですが、アメリカでは相手の目を見て話すのが当たり前です」「日本人はよく謝罪のことばを使いますが、アメリカ人はお礼のことばをたくさん使います」「アメリカでは個人の考えが尊重されるところがいいなと思いました」などといった日本との違いに対する驚きや、学習への決意などがつづられていました。

 また、同校には中学生を対象に、冬休みを利用してカンボジアやマレーシアなどへ行く「東南アジア異文化研修」もあり、史跡などを見学するだけでなく、地雷を踏んで足を失った人のための義足センターや、孤児院なども訪問します。「参加した生徒たちは、大変なカルチャーショックを受けて帰ってきます」と廣谷先生。この東南アジア異文化研修の際には、学院祭で集めた募金も届けるそうです。

花まつりなどの仏教行事が多数あるほか、朝夕のホームルームでの合掌礼拝、朝礼での学院長による法話もあります  こうした慈善活動は、仏教精神に基づく心の教育の一環であり、同校では必修科目「仏教」の授業もグローバル教育の一環として位置付けられています。これは、学問として仏教を学ぶもので、国語、世界史、日本史、倫理、哲学など、さまざまな分野を横断する内容は、大学受験にも大いに役立つそうです。

 最後に、入学を希望される皆さんに、槇野先生からメッセージをいただきました。「本校には、『中学でしっかり基礎を勉強し、高校に入ったら、それぞれの進路に応じたコースでさらに学びを深める』という学習環境が整っています。勉強をするだけでなく、人間性を磨きながら、一緒に充実した学校生活を送りましょう」

《学校のプロフィール》

国府台女子学院中学部・高等部

所在地
  〒272-8567 千葉県市川市菅野3-24-1
‌‌JR総武線「市川」駅より徒歩12分、京成本線「市川真間」駅より徒歩5分
電 話 047-322-7770(中学部)
H P http://www.konodai-gs.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

●中学部学校説明会
  6月24日(土)10:30〜
  9月  9日(土)10:30〜
●入試説明会(6年生対象)
10月21日(土)10:30〜
11月18日(土)10:30〜
●学校見学(要予約) 各日とも10:00〜
6月17日(土)、7月1日(土)、7月23日(日)、8月25日(金)、8月26日(土)、
9月16日(土)、10月7日(土)、11月11日(土)、11月25日(土)、12月2日(土)
●学院祭(文化祭)
  9月30日(土) 9:00〜15:00
10月  1日(日) 9:00〜14:30
※学院祭中に、ミニ学校説明会を行います
  9月30日(土)10:00〜、14:00
10月  1日(日)10:00〜

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