受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(「18年9月号」より転載/18年8月公開)

山脇学園
中学校・高等学校

改革の一環として新入試制度を導入
国語または算数の1科目で勝負が可能に

 次の100年を見据えた改革「山脇ルネサンス」を2009年度より始動させた山脇学園中学校・高等学校。「社会で生き生きと活躍する女性リーダーの育成」という教育目標の下、「最高品質の施設」で「最高品質の教育」を実践しています。同校は6月23日(土)にオープンキャンパスを開催。この日に実施された学校説明会を取材し、併せて2019年度に導入される新入試制度について、入試広報部長の西川史子先生にお聞きしました。

最高品質の学習環境で
新しい学習プログラムを展開

校長 山﨑 元男先生

 山脇学園のオープンキャンパスが開催された6月23日、講堂では9時からと11時15分からの2回にわたり、学校説明会が行われました。最初に校長の山﨑元男先生があいさつし、同校の教育について説明。そのなかで、思春期における男女別学の良さに触れ、次のように述べました。

 「共学校の女子より女子校の女子のほうが、理系に進む割合が高いというデータがあります。それは、男女差というバイアスが掛からないからでしょう。本校では、化学系や生物系のクラブ活動もありますが、生徒はロケットを飛ばしたり、ロボットを製作したり、一生懸命に取り組んでいます。昨年度は、ロケットは筑波宇宙センターで、ロボットは韓国のソウルで研究発表を行いました。しかも発表はすべて英語で行ったので、本校が力を入れている理科教育と英語教育が融合した形を示すことができ、たいへんうれしく、かつ誇らしく思います」

 その後、同校の環境と施設に関する話題に移り、2016年度にリニューアル工事がすべて完了した校舎について説明しました。同校では、「国際社会で生き生きと活躍する女性」「高度理系専門職として働く女性」の育成をめざしており、その実現に向けた改革の柱として校舎のリニューアルを実施。新しい学力を育てるための施設を新設しました。それが、英語教育の場となる「イングリッシュアイランド(EI)」、理科教育の場となる「サイエンスアイランド(SI)」、そして、多目的日本間や芸術系、人文・社会学系の教室を備えた「リベラルアーツアイランド(LI)」です。これら三つの特徴的な教育施設で、プロジェクト型の新しい学習プログラムを展開しています。山﨑先生は、「今後の大学入試で求められる思考力・判断力・表現力を育成するために、こうした教育を着実に進めていきます」と力を込めて話しました。

講堂で行われた学校説明会では、新しい施設やカリキュラムの変更などについて説明しました

オープンキャンパス開催時に、イングリッシュアイランドでは、ネイティブ教員による英語絵本体験などが行われました

学力向上への取り組みとして
カリキュラム改革も実施

校長補佐 高村 隆博先生

 説明会では、続いて校長補佐の高村隆博先生が登壇し、学力向上に向けての取り組みについて話しました。具体的に挙げたのは次の三つです。第一は、教員研修を行い、授業の充実化を図ること。第二は、これまで行ってきた先取り授業と習熟度別授業の適正化を行うこと。そして第三はカリキュラム改革を推進することで、内容は次のようなものになっています。まず中学では、今年度から総合学習の時間を調整して、国語と数学の授業を増やしました。さらに、これまでは高1から行っていた文系・理系のコース分けを、来年度からは高2に変更します。その意図について高村先生は、「文系・理系という意識が高まっても、高1では分野に関係なくさまざまな科目を勉強して、幅広い知識を身につけてほしいのです。そうすることによって、視野が一層広がり、高2になってより現実的な選択ができる可能性が広がると考えています」と説明します。

2月1日の午後に
「国算1科午後入試」を新設

 改革の一環として、同校では2019年度から新しい入試制度を導入します。4教科型入試(国語・算数・理科・社会)、および海外からの帰国生を対象にした「帰国生入試」は従来どおりですが、2016年度から導入された「英語入試」の対象者と入試科目が変更となり、さらに「国算1科午後入試」が新設されるのが大きなポイントです。

 英語入試については、対象を英検®3級以上の有資格者に限定し、従来は国・算・英だった試験科目を国・算の2科目に変更します。一方、「国算1科午後入試」が2月1日の午後に新設され、国語(物語文・説明文)または算数のうち1科目を選択して受験します。

 同校では「得意科目を持った生徒に入学してほしい」という考えから、英語入試を実施してきました。今回はさらにその範囲を広げ、国語または算数の1科目で行う入試も設けます。この入試を新設する狙いについて、入試広報部長の西川史子先生は、次のように説明します。

 「現在は英語の4技能が注目されていますが、それ以前に国語の4技能が大事です。国語1科を選択した場合、入試問題はかなり長い文章を読む読解中心の出題となり、知識問題は出題しません。こうした問題を解くには論理的な思考力が必要であり、それはすべての学習のベースになるものですから、1科入試であっても伸びていく資質を十分に判定できると考えています。また、算数1科入試を設けることによって、理系への志を持ったお子さんに門戸を広げ、本校のサイエンスアイランドでその能力を大きく育てていきたいと考えています」

 これまで午前入試だけを行ってきた同校ですが、この「国算1科午後入試」が実施されることにより、受験生にとっては受験の機会が増え、併願もしやすくなります。最後に西川先生は、次のようなメッセージを送ってくれました。

 「本校は学校生活のなかでさまざまなことに取り組み、得意なことや好きなものを必ず見つけ、成長ができる学校です。生徒のありのままの姿を見るために、ぜひ実際に足を運んでいただきたいと思います」

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

「西表島の生態系を調査するロボット」で、国内大会で受賞し、ソウルでの大会「IEEE Contest 2017」に出場

SIクラブ物理班は製作したモデルロケットで、「Girls’ Rocketry Challengeプログラム」に参加

《学校のプロフィール》

山脇学園中学校・高等学校

所在地
 〒107-8371 東京都港区赤坂4-10-36
 地下鉄各線「赤坂見附」駅より徒歩5分、「赤坂」「青山一丁目」駅より徒歩7分、「永田町」駅より徒歩10分 TEL 03-3585-3911
H P http://www.yamawaki.ed.jp  別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

学校説明会&入試説明会(要予約)
10月27日(土)、11月17日(土)、
12月15日(土)、1月12日(土)
各回  9:00 ~
ナイト説明会(要予約)
10月  3日(水)18:00 ~
オープンキャンパス
  8月25日(土)  9:00 ~12:30
※予約の必要なプログラムあり
山脇祭(文化祭)
  9月15日(土)  9:10 ~15:30
  9月16日(日)  9:10 ~14:30
※両日ともミニ学校説明会を実施
体育祭
10月  8日(月・祝)
  8:45 ~15:00
※雨天順延

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