受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(2015年7月公開/2020年6月改訂)

東京電機大学
中学校・高等学校

みずから考え、みずから行動できる力と、
一歩踏み込んで理解し合う「共感力」を育成

 東京電機大学中学校・高等学校は、成長段階にあわせた適度なサポート体制の下、学年横断型の総合学習(4D-Labラボ)を中心に「課題発見→調査→分析考察→発表」の探求型学習を展開しています。校長の大久保靖先生に、学校の特徴や今後の展望について伺いました。

安心感と信頼関係を基盤に、
好きなことにとことん打ち込める環境

校長 大久保 靖 先生

-校風や学校の雰囲気について教えてください。 大久保 本校では毎年、在校生と保護者、卒業生を対象にアンケートを実施しています。その集計結果から、経年変化のない部分を「TDUらしさ」として探ってみたところ、生徒からは「自主性が尊重されている」「先生が親身に相談に乗ってくれる」という声が多く上がりました。一方、卒業生や教員は「穏やかな生徒が多い」「互いの個性を認め合う気風がある」と感じています。学力や運動能力の高い者ばかりが中心に立つような、いわゆるスクールカーストは存在しませんし、どんな生徒も自分の居場所を持っています。一人ひとりが好きなことにとことん打ち込めるのは、「誰もが仲間として受け入れられる安心感」と、「生徒と教員との強い信頼関係」によるところが大きいでしょう。

-近年は文系・理系を問わず、国公立大や難関私立大への進学実績が上昇していますが、どのような教育が行われているのでしょうか。 大久保 東京電機大学の系列校であるためか、理系に特化した学校というイメージを持つ方もいらっしゃるようですが、本校では理系に限らず、さまざまなことに興味・関心を持って取り組めるような仕掛けを用意しています。中高6年間で「これなら、多少の困難があってもやり遂げられる」という得意分野を見つけるために、どんなことにも失敗を恐れず、積極的に挑戦してもらいたいですね。その経験が成長の糧になります。試行錯誤の結果、うまくいかなかったら、その理由を客観的に振り返ることで視野も広がるでしょう。そんな生徒の「前向きな心」を育てたいと考えています。

中学の英会話の授業はクラスを二つに分け、それぞれにネイティブの教員がつきます

中学の理科の授業では、実験・観察を大切にするきめ細かい指導が行われています

生徒が活動の中心となるアクティブ・ラーニング型の授業を、今後も積極的に導入

チーム一人ひとりの知恵と力をあわせる学び
「TDU 4D-Lab」がスタート

-指導体制を刷新するなど、積極的な学校改革が進められていますね。 大久保 2020年度から新しい大学入試制度が導入される予定ですが、本校ではすでに学習指導の在り方を見直し、改革に取り組んでいます。まず2014年度に、事業活動における品質管理などの業務を円滑に進める手法「PDCAサイクル」を生かした学習指導が始まりました。PDCAとは「Plan:計画を立てる」「Do:実行する」「Check:評価する」「Action:改善する」ということ。英・国・数ではこのサイクルにあわせて「授業→課題→小テスト→再試験・補習・講習」を行い、知識の定着を徹底しています。また、「教授法研究共有PT(プロジェクトチーム)」を校内に立ち上げ、教科の枠を超えた、教授法の研究と改良が継続的に行われています。

-さらに2016年度からは、総合学習「TDU 4D-Lab」がスタートしました。これはどういった内容なのでしょうか。 大久保 これまで中3で実施していた卒業研究をゼミ形式に発展させ、中1では準備段階として「基礎Lab」を行います。中2以降は、「社会・国際学」「人文・文化学」「生命・環境学」「理工学」「情報学」「体育・芸術学」の6分野・約40の多様な研究テーマ(ラボ)から好きなテーマを選択し、中高合同ラボでグループ研究を行います。1つのラボは、中2~高2の4学年から各4~5名ずつ、合計20名弱のメンバーで構成され、途中でラボを変更しないかぎり、4年間同じテーマを掘り下げていきます。異なる学年の生徒同士が協力し、「課題発見→調査→考察→発表」の4ステップで学習を進めます。こうしたアクティブ・ラーニング型のプログラムを行うことによって、より高い次元の課題につながる「上昇スパイラルの学習サイクル」を生み出し、これからの社会で必要とされる五つの力「視野の広さ」「冒険心」「専門性」「共感力」「向上心」を養っていきます。

-上級生と下級生が互いに刺激し合い、自主性や協調性を養う効果も期待できそうですね。 大久保 これからの時代を見据えたとき、多様な価値観を持つ相手と折り合いをつけながら仕事をしていくには、互いを尊重するだけでなく、さらにもう一歩踏み込んで理解しあう「共感力」が必要です。この新しい総合学習を通じて、多くの生徒に「個人の力だけでは限界があることも、チーム一人ひとりの知恵と力を合わせれば達成できる」という喜びを実感してほしいですね。

100台のPCを完備。定期的にリプレイスされ、生徒の主体的な学びを支えます

自主研修がメインの奈良・京都への修学旅行。事前の綿密な計画のもとに実施します

「4D-Lab」では中学生と高校生が話し合いやフィールドワークを通して共に活動しています

文化祭で、毎年注目が集まる鉄道研究部の展示。今年も来場者を楽しませる工夫を仕掛けます

中学では珍しい、少林寺拳法部も男女ともに本格的に活動しています

中学の放送部は、NHKの全国大会に数多く出場しています

《学校のプロフィール》

東京電機大学中学校・高等学校

所在地
 〒184–8555 東京都小金井市梶野町4-8-1
 JR中央線「東小金井」駅より徒歩5分
TEL 0422-37-6441
H P www.dendai.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《2020年度 各種行事日程のお知らせ》

中学入試説明会(申込制)
  9月  5日(土)14:00〜15:30
10月  4日(日)14:00〜15:30
11月  7日(土)14:00〜15:30
  1月  6日(水)14:30〜16:00(※対象小6入試体験)
  1月23日(土)10:00〜11:30(※対象小5以下)

※状況により、zoomによるオンライン説明会になる可能性があります

※本校HPからの申込制です

プログラミング・コンピュータ教室(要予約・定員制)
9月以降予定

※インターネットによる予約制です。実施日の1か月ほど前から受付を開始する予定です

※日程は変更になることがあります。HPをご確認ください

過去問題解説(要予約・定員制)
12月19日(土)10:00~12:10

※インターネットによる予約制です(11月中旬より受付開始予定)

※日程は変更になることがあります。HPをご確認ください

TDU武蔵野祭(文化祭)
「中止」

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