受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(21年9月公開)

大妻中野
中学校・高等学校

「チャレンジ」から始まる、
社会に開かれた大妻中野の探求プログラム

 2016年度から、国公立大や難関私立大をめざすアドバンストコースと、ネイティブと日本人教員の2名が担任を務めるグローバルリーダーズコース(GLC)の2コース制に移行した大妻中野中学校・高等学校。グローバルに活躍する人材の育成を目標に、さまざまな取り組みを実施しています。同校のこれまでの実績と今後の展望について、校長の野﨑裕二先生に伺いました。

学校全体で取り組む探究学習
他校や企業とも連携

校長 野﨑 裕二先生

 大妻中野中学校・高等学校は、全校生徒1420人のうち1割に当たる約140人が帰国生。都内の女子校ではトップクラスの人数を誇ります。2015年に文部科学省の「SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校」に指定された同校は、国際的に活躍する人材の育成をめざし、学校全体でさまざまな取り組みを行っています。

 代表的な取り組みとして挙げられるのが、「フロンティアプロジェクトチーム(FPT)」による活動です。FPTは中2から高2の生徒40~50人によるチームで、さまざまな分野の専門家の協力の下、調査の基本から最先端の情報までを学びます。その学びを踏まえてさまざまな活動に取り組み、その成果を文化祭などで発表します。昨年は、難民について体験型の講義で学んだうえで、福岡雙葉高校の生徒たちと討論会を行った後、企業と連携して、校内で集めた古着を難民の子どもたちに届けました。こうした活動について、校長の野﨑裕二先生は「自分の考えをことばにすること、賛成の意見も反対の意見も受け入れることの大切さを生徒たち自身が理解しているからこそ、積極的に活動できているのだと思います」と語ります。

 探究学習を行う取り組みは他にもあります。たとえば、STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)の5分野に統合的に取り組む「S‐TEAM」は、中1から高3までの40~50人の生徒が参加する団体で、プログラミングやウェブデザインについて学び、校内で発表することで、学びをほかの生徒に還元します。

 一方、同校独自の教科もあります。「グローバルイシュースタディ(GIS)」では、幅広い社会問題について探究し、グローバルな視点から解決方法を議論、発表します。また、SGHネットワーク校として他校や企業と交流したり、ユネスコスクールの加盟校としてSDGsを意識した活動を行ったりしています。「探究の授業はもちろんですが、国語や社会のような探究以外の授業でも、課題解決型の授業を多く取り入れています」と野﨑先生は話します。

 生徒が新しいことに挑戦できる機会の多い同校では、学んだことをそのままにするのではなく、校内外で発表する場も設けています。学んだことをまとめ、発表し、意見を交換するという経験は、生徒自身の成長につながるほか、他の生徒にも良い刺激になると言います。また、これらの探究学習はコースや学年を問わず行われているため、生徒全員が探究学習を経験することができます。

帰国生・留学経験者が多く
グローバルな視点を持てる環境

 校外での学習活動のメニューも豊富です。中2では新潟での環境学習、中3では広島での平和学習を行います。さらに、高2では「グローバルスタディツアー」として、京都・奈良、台湾、マレーシアから選択して現地で研修を行います。このスタディツアーでは、ツアーの前年に、SDGsの観点からの探究学習を始め、理解を深めたうえで現地を訪れます。学習旅行で学んだことは、新聞やプレゼンテーションにまとめ、学外に発表します。

 こうした探究学習を通して「自分を変えてみたい」「自分の力を試してみたい」と考えるようになるのか、留学に挑戦する生徒も多いそうです。野﨑先生は「実際に現地に行って交流することで、ことばや文化が違っても同じ人間なのだということを知ってほしい」と語ります。また、英語だけでなくフランス語を学び、多くの留学経験者や帰国生と学校生活を送ることで、海外文化に触れる機会が増え、グローバルな話題への興味や地球市民としての視野を持ちやすくなるとのことです。

 「本校の行動指針は、『チャレンジ、コンストラクト、クリエイト』です。小さな『チャレンジ』を積み上げることが、生徒たちの10年後、20年後の人生につながります」と語る野﨑先生。生徒一人ひとりのレベルに合わせた段階的なサポートを行い、最終的には生徒自身が自主的に課題を見つけ、学外で力を発揮することを目標に、日常的な探究学習を実施していくそうです。

学内模擬国連の様子。意見交換が盛んに行われます 「S-TEAM」の活動では、プログラミングに挑戦します 企業訪問も同校の取り組みの一つです

《学校のプロフィール》

大妻中野中学校・高等学校

所在地 〒164-0002 東京都中野区上高田2-3-7

     JR東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩10分、西武新宿線「新井薬師前」駅より徒歩8分

電 話 03-3389-7211
H P www.otsumanakano.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

学校説明会(要予約)
10月09日(土)10:30~
海外帰国生対象説明会(要予約)
10月09日(土)14:30~
アフターアワーズ説明会(要予約)
10月15日(金)19:00~
11月18日(木)19:00~
入試問題説明会(要予約)
11月20日(土)Web開催
12月04日(土)10:30~
01月06日(木)09:30~
タイプ別入試説明会(要予約)
12月11日(土)
13:45~グローバル入試
14:15~新思考力入試
オープンデー(学校公開)・(要予約)
11月27日(土)10:45~15:30

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