受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(「21年11月号」より転載/21年10月公開)

帝京大学
中学校・高等学校

学習習慣が着実に身につく学校生活
「少人数・対面教育」で確かな学力を育む

 帝京大学中学校・高等学校は、生徒と教員の信頼関係を育みながら、生徒一人ひとりに対するきめ細かいサポートで、確かな学力を養成しています。その成果の一つが、すばらしい大学進学実績です。毎年、国公立をはじめ早慶上理、GMARCHなどの難関大学に多くの合格者を輩出しています。同校の教育の特徴や教育内容、最近の学校生活などについて、入試広報部主任の竹之内毅先生にお聞きしました。

受験で〝完走〟するために不可欠な
「みずから学ぶ姿勢」を早期に養う

「朝講座にしっかりと取り組む生徒は、受験のときも最後まで息切れせずに走りきることができます」と話す竹之内先生

 帝京大学と同じ「努力をすべての基とし 偏見を排し 幅広い知識を身につけ 国際的視野に立って判断ができ 実学を通して創造力および人間味豊かな 専門性ある人材の養成を目的とする」を建学の精神とする帝京大学中学校・高等学校。同校では、そのなかでも特に「努力を基本とし、さまざまな視点から物事をとらえ、新しい環境へ適応できる人材の育成」を重視しています。

 入試広報部主任の竹之内毅先生は「本校は大学付属校ですが、進学先は多彩。生徒たちは、学力をしっかりと身につけたうえで進路を自分で決め、難関大学への合格を果たしています」と話します。

 志望する難関大学への合格を勝ち取るには、早い段階で学習習慣を身につけることが大切です。そのため同校では、中1~3での「朝講座」と「学習計画表づくり」の実施により、生徒たちの学習習慣の確立を図っています。

 まず、「朝講座」では、始業前の約10分間で、漢字・英単語・計算問題などの小テストを行います。小テストには基準点を設け、基準点に達しなかった生徒には再テストや補習を課します。そうすることで、基礎学力の定着や、苦手分野の早期発見にもつながるのです。「この小テストは、学習習慣が身につくだけでなく、1時間目の授業で集中力がアップするなど、さまざまなメリットが見受けられます。小さなハードルをいくつも乗り越えることで、自信の積み重ねにもなっています」と竹之内先生。卒業生からも「朝講座のおかげで、毎日きちんと復習をするようになった」「基礎学力がしっかり身についた」と、好評の声が多いとのことです。

 一方の「学習計画表づくり」は、定期テストの2週間前から行われます。学習計画表には、実際に学習した科目や時間、感想などを記録します。それを担任がチェックをして、コメントでアドバイスをしながら、生徒一人ひとりに合った学習方法を指導していきます。

手厚い指導で受験勉強は学校で完結
将来を考えるきっかけづくりも充実

 さて、同校の教育の特徴の一つに、1クラス30名の「少人数教育」があります。中1・2の英語と数学の授業については、習熟度別にクラスを分けて実施しますが、学年によっては、クラスの分け方を細かくするなどして、教員の指導が行きわたるようにしています。また、中3では、成績上位約30名をⅠ類クラス、ほかをⅡ類クラスとし、それぞれのレベルに合った学習指導を行います。なお、Ⅱ類クラスだった生徒のなかにも、卒業時には国公立大学や早慶レベルの私立大学に現役合格する生徒がたくさんいるとのこと。これも習熟度別授業による学力の向上・定着の成果といえるでしょう。

 また、夏休みには夏期講習が実施され、中1から高3まで100を超えるさまざまな講座が設けられています。受講費用は無料で、毎年9割を超える生徒が参加しています。昨年は新型コロナウイルス感染予防のため、高3のみの実施となりましたが、それでも講座数は60を超えました。さらに、それぞれの講座の内容は、受講する生徒たちの志望校を踏まえたうえで教員が練りに練ったもの。夏期講習をきっかけに、秋以降にジャンプアップする生徒も少なくないそうです。竹之内先生も「生徒たちには、学校の勉強だけで大学入試のための学力をつけてほしいと思っています。講座と講座の間の空き時間には、復習をしたり、職員室に質問に行ったりと、生徒たちは学校を〝勉強の場〟として、仲間同士で刺激を受け合いながら最大限に活用しています」と話します。

 このほか、さまざまな物事を多角的に見られる人材を育むために、同校ではキャリア教育にも力を入れています。その一環として、付属校という強みを生かした大学教授による講義を実施。過去には、微生物学やロケット工学などといったテーマで講義が行われました。さらに、弁護士や医師、南極観測隊の隊員など、さまざまな経験を持つ方々の協力を得ることもあります。

 一方、グローバル教育については、高1生を対象にニュージーランド語学研修を実施しています。「3週間のホームステイによる〝英語漬け〟の日々で、英語はツールとして使うものだということを体験します。また、保護者と長期間離れる経験から、親のありがたみも実感できるでしょう」と、竹之内先生は話します。なお、昨年は新型コロナの影響で渡航はかないませんでしたが、現地の学校とのオンライン授業や、日本にいる留学生との交流といった4日間のプログラムを実施しました。

生徒からの質問にきちんと対応できるよう、職員室前の廊下には、一定の間隔を空けてホワイトボードと机が置いてあります

生徒たちは、早い段階での学習習慣の確立や、少人数制でのきめ細かい指導などにより、着実に学力を伸ばしています

「少人数・対面教育」を軸として
ICT機材・環境の導入計画も進行

 同校は、今年新たにICT関連を専門として扱う教育情報部を立ち上げ、タブレットの導入や、学内のインターネット環境の整備などに向けた動きを進めています。ただ、竹之内先生は「ICT機材は、あくまで対面教育の補助にすぎません」として、次のように続けます。

 「昨年、新型コロナウイルス感染症による休校が明けたとき、『登校できるようになってうれしい』『子どもの表情が明るくなった』という、生徒や保護者からの声が多く寄せられたのが印象的でした。本校の特徴である『少人数での対面教育』は、今後も大切にしていきたいです」

 最後に、竹之内先生は「本校は少人数のため、生徒たちはさまざまな役割を担うことができます。また、生徒と教員の距離がとても近いです。そして何より、目標を持つ良い競争相手が常に隣にいます。ぜひ、一度学校に来ていただき、雰囲気を確認してください」と、受験生と保護者の方々にメッセージを送りました。

《学校のプロフィール》

帝京大学中学校・高等学校

所在地
 〒192-0361 東京都八王子市越野322
 JR中央線「豊田」駅、京王相模原線・小田急多摩線・多摩都市モノレール「多摩センター」駅、京王線「平山城址公園」駅近く平山5丁目バス停よりスクールバスあり。京王相模原線「京王堀之内」「南大沢」駅、京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅などよりバス「帝京大学中高校」下車 TEL 042-676-9511
H P www.teikyo-u.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

学校説明会(要予約)
11月13日(土)10:00〜
12月18日(土)10:00〜
12月18日(土)14:00〜
03月05日(土)10:00〜

※後日、オンラインで限定公開あり

※12/18には過去問解説授業あり

※3/5は4・5年生対象

※日時や内容が変更になる場合があります。学校ホームページで必ずご確認ください。

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