受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「17年9月号」より転載/17年8月公開)

「自己確立」「自己実現」をめざす
グローバル・リーダーの育成に注力

 今春、成城中学校・高等学校は、現役・既卒を含めて国公立大に49名の合格者を輩出しました。また、国公立・私立を合わせて37名が医学部医学科に合格しました。こうしたすばらしい実績を残した同校は、「自己確立」「自己実現」をめざすグローバル・リーダーの育成に力を注いでいます。その具体的な教育内容について、校長の栗原卯田子先生に伺いました。

リーダー教育の象徴「臨海学校」と、 興味・関心の幅を広げる「教育講演会」

高2生の「補助員」が指導のサポートをする「臨海学校」  1885年の創立以来、文武両道を教育方針に掲げ、「知・仁・勇」という三つの徳を備えたリーダーの育成に努めている成城中学校・高等学校。まず栗原先生が「本校の男子リーダー教育の象徴」として挙げたのが「臨海学校」です。中1生全員参加のこの行事には、高2生の精鋭たちも「臨海学校補助員」として同行し、中1生を指導します。このように、先輩・後輩という縦の人間関係が生み出す効果的な体験から、「中1生はあこがれの先輩に追いつこうと努力し、高2生はリーダーシップを学んでいる」とのことです。

 一方、生徒の学問に対する興味・関心の幅を広げることを目的とした「教育講演会」も行っています。今年6月には、「南極観測隊の仕事」をテーマに、観測に従事した研究者や医師のほか、南極観測船「しらせ」で隊員を基地まで送迎した海上自衛官も招いて話を聞きました。数万年前の気泡を含んだ南極の氷を間近で観察したり、しらせの詳細な航海計画を知ったりして、感動した生徒たち。栗原先生は「このように一つのテーマを多角的に取り上げることで、一人ひとりの視野を広げています」と強調しました。

体験を重視した学びで思考力を養成 意欲的な生徒をサポートする「自修館」

朝7時半から夜7時まで利用できる自修館。職員室が隣接し、すぐに学習相談ができます 生徒の論理的思考力と表現力を高めるアクティブ・ラーニングにも力を入れています。中学1・2年の夏休みの課題である「身のまわりの環境地図」もその一つです。みずからテーマを設けて、実際に町を歩くこの課題では、調査する→疑問を持つ→仮説を立てる→検証する→考察・発表するというステップを体験。たとえば、AED(自動体外式除細動器)をテーマにした生徒は、住んでいる地域の建物が閉まる夜間になると、利用できる台数が極端に少なくなることを突き止めたそうです。このように体験を重視して、気づく力・考える力を養うのも同校の教育の特色といえます。

 そして、こうした学びと併せて大切にしているのが、きめ細かい学習指導です。たとえば中学では、小テストや居残り補習を日常的に実施するなどして、学習習慣を確立させています。加えて、朝7時半から夜7時まで利用できる「自修館」(自習室)も意欲的な生徒たちをサポートしています。放課後はOBで現役東大生のチューターが常在して勉強を教えているほか、隣接する進路指導室には大学過去問集や各種データをそろえ、いつでも利用・閲覧できるようにしています。栗原先生は「今後も生徒の主体的に学ぶ姿勢を育みながら、希望する進路の実現を後押しするため、教育環境の整備に注力していきます」と結びました。

《学校のプロフィール》

成城中学校・成城高等学校

所在地:〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
交 通:‌都営大江戸線「牛込柳町」駅西口より徒歩1分
TEL:03-3341-6141
H Phttp://www.seijogakko.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

学校説明会(要予約) 各回10:30~
  9月30日(土)、10月18日(水)、10月28日(土)、
11月11日(土)、12月  2日(土)、  1月13日(土)
※1/13のみ15:00~もあり
成城祭(文化祭)
 9月16日(土)10:00 〜16:30
 9月17日(日)  9:00 〜16:00

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