受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「18年10月号」より転載/18年11月公開)

横浜女学院
中学校高等学校

課題解決力と英語運用能力を総合的に高め
世界の人々と協働できる女性を育てる

 「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」の三つを教育方針に掲げる横浜女学院は、伝統の全人教育を守りながらも、時代に即したカリキュラムを実践する女子進学校です。国際的な社会問題を扱う探究型学習「ESD」と、教科学習と英語教育を組み合わせた内容言語統合型学習「CLIL」を教育の柱に据え、世界の人々と協働できる力を伸ばします。同校の取り組みについて、英語科主任の白井龍馬先生に伺いました。

「ESD」と「CLIL」を柱に
独自のカリキュラムを展開

 1947年に創設された横浜女学院は、今年度から英語教育に特化した「国際教養クラス」を新設し、海外大学への進学を視野に入れた高度な授業を実践するなど、教育改革を推進しています。従来の普通クラスと特進クラスは「アカデミークラス」に一本化し、これまでの特進クラスの学習内容に相当するハイレベルな授業が行われています。

生物多様性を維持するためにどのようなことができるかを考え、紙面にまとめて発表しました  「世界の人々と協働できる女性の育成」をめざす同校では、「持続可能な社会の発展のための教育」を意味する探究型学習「ESD※1」と、教科学習と英語学習を組み合わせた内容言語統合型学習「CLIL※2」の二つを柱に、独自のカリキュラムを展開しています。一つ目のESDでは、環境問題をはじめとする現代社会の課題と身近な暮らしをテーマに、アクティブ・ラーニング形式で学び、討論やプレゼンテーションを通して課題解決力を養います。二つ目のCLILとは、ESDの時間に日本語で学習した時事問題などのトピックをはじめ、理科や社会科などの教科を周囲と協働しながら英語で学ぶ学習法です。

 白井先生は、「日本語で探究するESDと、英語で学ぶCLILをカリキュラムの中で横断させることによって、国際的な視野を広げると同時に、英語を介して理解し、考え、意思を伝える〝英語運用能力〟を伸ばします」と説明します。

※1 Education for Sustainable Developmentの略語。 ※2 Content and Language Integrated Learningの略語。

表現活動を重視した授業で
「伝える力」を鍛える

ESDを英語で学ぶためのオリジナルテキストは、上智大学池田教授と共同で開発  同校では、国内でのCLIL研究の専門家として知られる上智大学文学部英文学科の池田真教授の監修の下、授業プログラムやテキストの開発を進めています。中2は「日常的な事柄」、中3は「エネルギー、生物多様性、多文化共生の三つに関する国際問題」を学習テーマに、発達段階や英語の習熟度に合わせてCLILを実践しています。

 一方、通常の授業ではオリジナルの教材を活用した指導が行われ、表現活動を重視した多彩なワークで「相手に伝える力」を鍛えています。白井先生は「習った文法表現や単語を使って1対1で会話をするペアワークや、文章を書くアクティビティーを通常の授業でも積極的に取り入れ、CLILでの学びにつなげています」と説明します。

 このような取り組みを通して自信をつけ、中3全員がニュージーランド海外セミナーに臨みます。これにより、生徒は学校外でも積極的に英語を活用するようになり、英検®の二次試験の合格率が飛躍的に上がったそうです。白井先生は「本校の生徒は、みずから表現の仕方を工夫して、相手により多くのことを伝えようと一生懸命です。そんな生徒たちが英語を活用できる場を今後も充実させていきたいですね」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

《学校のプロフィール》

横浜女学院中学校高等学校

所在地:〒231-8661 神奈川県横浜市中区山手町203
交 通:JR根岸線「石川町」駅徒歩7分
TEL:045-641-3284
H Phttps://www.yjg.y-gakuin.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

【学校説明会】要予約

12月22日(土)  9:30~
  1月12日(土)  8:30~

【ミニ説明会】要予約 20組限定

11月19日(月)18:30~
11月27日(火)10:00~

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