受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「19年9月号」より転載/19年8月公開)

成城中学校・
高等学校

伝統的な教育と新たなプログラムにより
グローバル時代のリーダーを育成

 1885年の創立以来、130年以上にわたって「知・仁・勇」という三つの徳を備えたリーダー教育を受け継いできた成城中学校・高等学校。近年は「グローバル時代のリーダー育成」をめざし、「エンパワーメント・プログラム」を導入するなど、新しい時代に向けた教育改革を力強く推進しています。2019年度から高校を非募集とし、中高完全一貫校へとシフトした同校の教育について、校長の栗原卯田子先生に伺いました。

グローバルな視点を学ぶプログラムと
伝統的なリーダー教育の機会

「エンパワーメント・プログラム」では、生徒5名と大学生1名とでグループを組み、議論・企画・発表をすべて英語で行います  栗原先生が同校の校長に就任した年にスタートした「エンパワーメント・プログラム」は、今年で7年目を迎えます。これは、中3~高2の希望者を対象に、カリフォルニア大学をはじめとするトップクラスの学生を夏休みに招いて、1日6時間の校内研修を5日間実施するもの。大学生と一緒のグループで活動し、与えられたテーマに沿って議論・企画・発表をすべて英語で行います。大学生は、それぞれ成城生の家庭でホームステイをするので、生徒たちはホストファミリーの役割も担います。

 このプログラムの目的は「自己確立にある」と栗原先生は話します。「世界で活躍しようという意志を持った大学生が訪れるので、グローバルな視点で考える彼らの発言に生徒たちは刺激を受けます。そうしたなかで議論を重ねていくうちに、『グローバル社会のなかで自分はどう生きるか』を考えるようになり、グローバルリーダーとしての一歩を踏み出すことになります」

中1生にとって臨海学校の補助員はとても頼れるお兄さん。リーダーとはどういうものかを、身近な先輩の振る舞いから肌で感じます  一方、伝統的なリーダー教育として90年以上の歴史を持つのが「臨海学校」。中1生全員が参加し、千葉県南房総市の岩井海岸において、夏休みに3泊4日の日程で実施されます。この臨海学校には、選抜された50人以上の高2生が補助員として参加。補助員は事前にトレーニングを受け、中1生の安全を守るために、遠泳のサポートや改善点を話し合うミーティングなど、さまざまな業務をこなし、リーダーとしての責任を果たします。「中1生は先輩たちの姿を見て『あのようになりたい』と思い、次は自分が補助員になることをめざします。このようにして、リーダーの育成が後輩に受け継がれていくのです」(栗原先生)

中高完全一貫校化に向けて
カリキュラムを改編中

 同校は2019年度から高校を非募集としました。現在は、中高完全一貫校に向けたカリキュラムの改編を進めています。来たるべき学習指導要領の改訂や大学入試改革の動向を踏まえ、情報の授業を改編したり、文理コース制の改編をしたりするなどの具体策を先行実施しています。

 伝統の男子教育を礎として、そのうえで時代に合わせた改革を行い、その先の社会に貢献するリーダーを輩出したいと考える同校。栗原先生は次のように抱負を述べました。

 「伝統教育や特色ある教育活動が充実している本校は、中高完全一貫校化により、教育の質のさらなる向上をめざします。高校受験のない6年間を2年ずつ3期に分け、発達段階に合わせて個性と能力を伸ばしていきます。特に、目標をつかんだ男子が最も成長する最後の2年間は大学進学に対応します。伸び伸びとした環境のなかで人間力を高め、可能性に挑戦してみませんか」

《学校のプロフィール》

成城中学校・高等学校

所在地:〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
交 通:都営大江戸線「牛込柳町」駅西口より徒歩1分
TEL:03-3341-6141
H Pwww.seijogakko.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

【学校説明会】要予約 各回10:30~

  9月28日(土)、10月16日(水)
11月  2日(土)、11月16日(土)
11月27日(水)、  1月11日(土)
※1/11のみ6年生とその保護者対象

【成城祭】(文化祭)

  9月14日(土)10:00~16:30
  9月15日(日)  9:00~16:00
※個別相談コーナー設置

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