受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「19年9月号」より転載/19年8月公開)

東邦大学付属
東邦中学校・高等学校

生徒の知的好奇心を刺激する
中高大連携の「学問体験講座」を開講

 建学の理念に「自然・生命・人間」の尊重を掲げ、幅広い教養・知識を養う教育を実践する東邦大学付属東邦中学校・高等学校。付属校のメリットを生かした取り組みが充実しているのも特徴で、その一つが、隣接する東邦大学(習志野キャンパス)で行われる「学問体験講座」です。本格的でハイレベルな講座が開講されており、この7月にも薬学部・理学部・健康科学部による実験・講義が行われました。その様子をレポートします。

希望者を対象に年3回開講
中学生から受講可能な講座も

大学の先生と学生のサポートを受けながら、1人1台の実験台で作業を行う生徒たち  東邦大学付属東邦中学校・高等学校の「学問体験講座」は、隣接する東邦大学をはじめ、多くの大学の協力を得て、大学レベルの本格的な学びを体験できる同校独自の取り組みです。年3回開講されており、第1期と第3期は、それぞれ7月と12月に東邦大学の習志野キャンパスにある薬学部・理学部・健康科学部と連携して、各学部校舎での実験授業を実施します。第2期は、11月に各大学からさまざまな分野の専門家を招いて講義形式の授業を行います。医学部進学希望者を対象に東邦大学の系列病院で行われる「ブラック・ジャックセミナー」も人気があります。すべての講座が希望制で、中学生が参加できるものもあります。

 今年度の第1期として7月に東邦大学で行われたのは、薬学部の「漢方薬を作ってみよう」、理学部の「遺伝子で調べる、あなたのアルコール感受性」、健康科学部の「口から食べることのトリセツ」など全9講座。いずれも中高生にとってはハイレベルな内容です。実際にどのような実験・講義が行われているのか、薬学部の講座を見学しました。

最先端の機器がそろう実験室で
解熱鎮痛剤の合成に挑戦

自分たちが合成した試料を試験管にとって塩化鉄溶液を加え、反応を確認します  今回、見学したのは、薬学部の「解熱鎮痛剤を合成する」という講座です。タイトルのとおり、解熱鎮痛剤として知られるアセトアミノフェンとアセチルサリチル酸を生徒が実際に合成するという内容で、対象は中2以上。この日は9名の中学生が参加しました。

 薬学部の実習室には、巨大なジムロート冷却器など初めて見るような機器がそろい、生徒たちも興味津々の様子です。初めに指導担当の先生から、実験の手順や使用器具の説明を受けて、いよいよ実験が始まります。

 工程は、「アセトアミノフェンの合成」「アセチルサリチル酸の合成」「呈色反応(成分の分析)」「片付け」の順で進みます。同校ではふだんの理科実験はグループ単位で行われていますが、この日はすべて独りでこなさなくてはなりません。これも生徒にとっては初めての経験です。配布された資料で手順を確認しながら、慎重に進めていきます。中学生にとっては少し難しい内容ですが、今回の学問体験講座を通じて、中学・高校で学んでいることがどのように大学での学びにつながり、社会に役立つのかを実感できたのではないでしょうか。付属校でありながら国公立大や難関私立大の医歯薬系学部に多くの合格者を輩出しているのも、このような教育の成果だといえるでしょう。

《学校のプロフィール》

東邦大学付属東邦中学校・高等学校

所在地:〒275-8511 千葉県習志野市泉町2-1-37
交 通:JR総武線「津田沼」駅よりバス15分、京成本線「京成大久保」駅より徒歩10分
TEL:047-472-8191
H Pwww.tohojh.toho-u.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

【学校見学会・説明会】要予約

  9月  7日(土)、21日(土)、28日(土)、
10月12日(土)、
11月  2日(土)、   9日(土)、16日(土)
各回10:00から学校見学ツアー、
11:00から学校説明会を実施

【ナイト学校説明会】要予約

10月11日(金)17:30〜

【入試説明会】要予約

10月23日(水)、24日(木)14:00~

【銀杏祭(文化祭)】

  9月14日(土)、15日(日)   9:00~16:00

ページトップ このページTopへ