受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「20年6月号」より転載/20年5月公開)

東京農業大学
第一高等学校中等部

自分の意見を述べ、みんなで話し合う
体験型授業で楽しみながら力をつける

 東京農業大学併設の中高一貫校として、2005年に開校した東京農業大学第一高等学校中等部。実学で「知」を柔らかく耕し、深めていくという「知耕実学」の理念に基づき、本物に触れ、自分で物事を体験し、みずから考えて答えを導き出す〝実学教育〟が注目を集めています。生徒と教員が一緒に考え、楽しみながら学んでいく同校の取り組みについて、入試広報部部長の川崎剛先生に伺いました。

「正解のない問い」に向き合い
これからを生き抜く力を見いだす

 現在の中3が中1のときから導入されたのが、動画とテキストを使って進める次世代型キャリア教育「エナジード」。「正解のない問い」に先生と生徒が一緒に向き合い、活発な議論を展開します。川崎先生は、「先が見えないこれからの世の中で、みずから考え、生き抜く力を身につけてもらいたい」と説明します。

自分たちなりの答えをほかのグループと共有することで、考えの幅が広がります エナジードでは、意見に対してうなずいたり、反応を示したりする「アクティブリスニング」、肯定的な返事をする「ポジティブフィードバック」、良いと思ったら反応を大きくする「オーバーコミュニケーション」という三つのルールがあります。このルールのおかげで生徒たちは、意見を言うことに躊躇がなくなり、肯定してもらえることで、自信を持てるようになります。また、先生たちにも意見を引き出すスキルが求められ、常に生徒と一緒に考えながら授業を進めています。

 ディスカッションにおいては、リーダーシップを発揮する人が必要ですが、フォロワーシップも同様に大切です。「自分にとってだけではなく、全体のことを見通して、最善の方法を考えることが重要」と川崎先生は強調します。

 もともと協力して行う体験型の授業が多い同校では、エナジードのマインドはどの教科にも共通するものです。川崎先生は、「本校の学びの柱となっています」と自信を持って話します。

理科教育と「一中一高ゼミ」
知的好奇心から学びの土台を形成

理科では年間の授業の半分以上が実験や観察。実物に触れ、イメージする力が育まれます

 東京農業大学の併設校のため、理科教育、なかでも生物と化学は〝農大一中高の顔〟ともいえます。中高6年間で80回以上の実験・観察を行い、データの取り方、論文の書き方、発表の仕方を細かく学習。高校ではメダカのDNAの抽出など、大学レベルの実験にも取り組みます。実験・観察で得たデータを、論文や発表などきちんとした形でアウトプットし、ほかの人にわかるように伝えます。この姿勢が、「授業のなかで自然に身につく」のが特徴です。

 また、2018年度よりスタートした「一中一高ゼミ」は、教科の枠を超えて、生徒の知的好奇心に応えるゼミ。先生がテーマを設定し、参加する生徒を募って、放課後に開講します。その講座の種類は実にさまざまで、たとえば「サイエンスイングリッシュ」ゼミであれば、英語や理科など各教科の先生が連携して教えます。生徒が好きなテーマを選べるので、将来の学びの土台を形成することができます。

 川崎先生は、「本校では、生徒たちがみんなで話し合い、手を動かしながら、楽しんで学んで力がつく風土が出来上がっています。ぜひ皆さんも、いろいろなことに好奇心を持ってチャレンジしてください」とメッセージをくださいました。

《学校のプロフィール》

東京農業大学第一高等学校中等部

所在地:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-33-1
交 通:小田急線「経堂」駅より徒歩15分、東急世田谷線「上町」駅より徒歩15分
TEL:03-3425-4481
H Pwww.nodai-1-h.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

【学校説明会】要予約

  6月  7日(日)10:00~
  9月13日(日)10:00~
10月18日(日)10:00~
  1月10日(日)10:00~

【入試対策説明会】要予約

12月13日(日)10:00~、14:00~

【桜花祭】(文化祭)

  9月26日(土)10:00~
  9月27日(日)10:00~

※変更の場合があります。詳細はホームページでご確認ください。

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