受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「21年9月号」より転載/21年8月公開)

成城中学校・成城高等学校

2021年に中高完全一貫校となり、
6年間を見通したカリキュラムに移行

 「社会に有為な人材を育成する」という建学の精神の下、伝統的な男子校として135年の歴史を歩んできた成城中学校・成城高等学校では、2019年度から高校募集を停止し、中高完全一貫校として、新しい時代に向けた教育改革を推進しています。今春、校長に就任した岩本正先生に、今後の展望や、新たにスタートしたカリキュラムの内容などについて伺いました。

言語技術や表現力を磨く授業と
統計学の基礎を学ぶ授業を展開

校長 岩本 正 先生 2021年に中高完全一貫校となった成城中学校・成城高等学校では、新学習指導要領を意識した独自の授業を展開しています。まず、中3では「国語表現」の授業を実施。「これは言語技術や表現力を養うものです。時にはプレゼンテーションなども行い、高1で論文の作成をめざします。中1・2にもその内容を取り入れ、中高一貫の連携をさらに生かした学びとして進化させます」と校長の岩本正先生は説明します。

 独自の授業として岩本先生がもう一つ挙げたのは、数学と情報の授業をコラボレーションさせた「数学統計」です。中1を対象に、統計学の基礎や情報に関するモラルについて指導しています。

 一方、従来から力を入れているグローバル教育については、「ターム留学の導入を計画中です。実現できるのは少し先になりますが、海外へと視野を広げる一助になれば、うれしいですね」と語りました。

新たな授業「栽培」を通して
探究的な学びにつなげる

改修された敷地の一部で、「内藤とうがらし」を栽培する中2生

 岩本先生が校長に就任した今年度から始めたのが「本物に触れる活動」です。「中2の技術・家庭の『栽培』では、敷地の一部を改修し、内藤とうがらしを育成しています」と岩本先生。内藤とうがらしとは、江戸時代に内藤新宿(同校が位置する新宿界隈)で盛んに栽培されていた唐辛子。単に校内で育てるだけではなく、内藤とうがらしの普及活動にかかわる方を招いて技術指導を受けたり、宿場町として栄えた内藤新宿の歴史や唐辛子の栽培が盛んになった背景について聞いたりして、さまざまなことを学びます。

 このほか、ICT環境の整備も進んでいます。昨年度はオンライン授業の体制を構築し、プロジェクターを使っての授業なども定着。今後は1人1台のタブレット端末の配布をはじめ、さらに環境を整えていくそうです。

 一方、高校のコース編成については、これまでは高2で文系・理系に分かれ、さらに高3でそれぞれ国公立と私立に分かれる4コース制を採っていましたが、文系と理系のみの2コース制に変更。「大学入試の多様化に合わせ、国公立と私立のコース分けはやめました。国公立志望者のサポートを強化するという狙いもあり、高3からは必修選択科目、自由選択科目、習熟度別授業を設けて、生徒の進路希望にフレキシブルに対応します」とのこと。

 最後に岩本先生から、受験生へのメッセージをいただきました。「先日、中学生から『校内にビオトープを作りたい』と提案があり、わずか1週間ほどで完成させたということがありました。本校はやりたいことを後押しする環境がある学校です。先輩・後輩の縦の関係も良好で、文化祭名物のシンクロ演技『ウォーターボーイズ』では、学年の枠を超えた有志団体が熱心に活動しています。6年間のなかで夢中になれることを見つけ、極めていってほしいと思います」

《学校のプロフィール》

成城中学校・成城高等学校

所在地:〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
交 通:都営大江戸線「牛込柳町」駅西口より徒歩1分
TEL:03-3341-6141
H Pwww.seijogakko.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

【学校説明会】要予約

  9月25日(土)、10月13日(水)
10月30日(土)、11月13日(土)
12月  1日(水)、  1月12日(水)

【成城祭(文化祭)】

  9月18日(土)、19日(日)
※日時や内容が変更になる場合があります。学校ホームページで必ずご確認ください。

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