受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「21年10月号」より転載/21年9月公開)

桐光学園
中学校・高等学校

学ぶ意欲を刺激する「大学訪問授業」
津田塾大学客員教授の村木厚子氏が講演

 男女別学の進学校として難関大学への現役進学率を伸ばしている桐光学園では、各界で活躍するプロフェッショナルを学校に招く「大学訪問授業」を開催しています。今年度7回目となる5月22日の訪問授業では、元厚生労働省事務次官で、津田塾大学客員教授の村木厚子氏が、「事件から学んだこと ~社会のあり方、人の生き方~」というテーマで講演。村木氏は、自身の経験をどのようなことばで語り、生徒たちはどのように受け取ったのでしょうか。

進路を考えるきっかけになる
大学の講義と同レベルの授業

今回は元厚生労働省事務次官の村木厚子氏が招かれました 桐光学園の「大学訪問授業」は、大学教授などの各界の専門家に、大学で行われるのと同様の「ありのままの講義」をしてもらうという独自の取り組みです。過去には、将棋棋士の羽生善治氏、ジャーナリストの池上彰氏、新国立競技場を設計した隈研吾氏、今年6月に亡くなったノーベル化学賞受賞者の根岸英一氏なども講演しています。

 この「大学訪問授業」は年間20回ほど開催、その内容は書籍化され、生徒たちにとっては、「大学で何を学ぶのか」を知り、進路選択について考える貴重な機会として注目を集めています。実際に「大学訪問授業」をきっかけに志望大学を決め、合格する生徒は少なくありません。このようなプログラムを始めとした進路指導によって、同校は、今春、国公立大学107名、医学部医学科29名など、すばらしい大学合格実績を残しています。

 この日、講演したのは、津田塾大学客員教授で元厚生労働省事務次官の村木厚子氏です。労働省(現・厚生労働省)に入省し、第一線で活躍していた村木氏は、2009年6月、郵便割引制度を悪用した事件において、まったく心当たりのないまま逮捕され、164日間勾留された後、裁判で無罪を勝ち取り、復職しました。

支えることと支えられること
「逮捕」で知った人の温かさ

 「わたしは家族や仕事を支えていると思っていました。しかし、ある日突然逮捕されたことで、家族や友人や弁護士など、たくさんの人に支えてもらう立場になりました。豊かな人生を送るためには、支えることと支えてもらうことは、どちらも同じくらい大切です。誰かのためにがんばろうと思うことは、人を強くします」と話す村木氏。拘置所での経験から、「罪を犯す人の多くは、悪い人ではなく、貧困や病気など、どうにもできないハンディキャップを抱えた生きづらい人々であることも知りました」と続けました。

 毎回、講演の後には質疑応答の時間が設けられています。これも生徒たちが思考を深める大切な時間。この日もたくさんの生徒が、村木氏にさまざまな質問をしました。ある生徒は、「自分の意見をしっかり持ち続けるにはどうしたらよいか」と質問。これに対して村木氏は「学び続けること、そして、〝異なるもの〟とつながることが大切」と呼び掛けました。

 司会を務めた高2生に感想を聞いたところ、「最初は村木先生の経歴に驚き、緊張しましたが、話しぶりが穏やかで、とてもすてきな方でした。なかなか聞けない経験談を聞くことができました」と感銘を受けた様子でした。村木氏は、人生の先達として、多くの生徒の心を震わせたことでしょう。

《学校のプロフィール》

桐光学園中学校・高等学校

所在地:〒215-8555 神奈川県川崎市麻生区栗木3-12-1
交 通:小田急多摩線「栗平」駅より徒歩12分、同「黒川」駅よりスクールバス5分、京王相模原線「若葉台」駅よりスクールバス15分
TEL:044-987-0519
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Information

【中学校説明会】要予約

10月17日(日)10:30~、14:00~
10月22日(金)10:30~
11月03日(水・祝)10:30~、14:00~
11月07日(日)10:30~、14:00~
11月28日(日)10:30~、14:00~
12月25日(土)10:30~、14:00~

【中学入試問題説明会】要予約

11月13日(土)13:30~(オンライン)

【中学校帰国生対象入試問題説明会】 要予約

12月04日(土)13:30~(オンライン)

【中学校3回B(英語資格入試・T&M入試)入試説明会】要予約

10月16日(土)13:30~

※日時や内容は変更になる場合があります。学校ホームページで必ずご確認ください。

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