Spotlight
(「22年7月号」より転載/22年6月公開)
東京成徳大学
中学・高等学校
中2でフィリピンでの語学留学を実施
目標達成に向けて学び方を選択
「未来を見据え、世界を知る、自分を拓く」というコンセプトの下、「成徳」の精神を持つグローバル人材の育成をめざす東京成徳大学中学・高等学校。大学合格のその先を見据えた授業や、新しくなった留学制度などの取り組みについて、英語科主任の河村陽介先生と入試広報部長の岩崎洋二郎先生にお話を伺いました。
目標を実現する手段としての英語教育
英語に対する意識を変える授業
「英語を習得することが目的なのではなく、生徒がそれぞれの目標を実現する手段として、英語を学ぶ必要があると考えています。英語というコミュニケーションツールを利用して、自分のことを表現できるようになることにより、『成徳』の精神を持つグローバル人材に近づけます。6年間を通して、たくさんの経験から自分の可能性を見いだし、大学合格のさらにその先を見据えて学んでほしいと考えています」と岩崎先生は話します。
中1では、ネイティブの教員による授業やオンライン英会話を中心に、気後れすることなく英語を話せるマインドを養います。英語科主任の河村先生は「英語を話すことに抵抗がある生徒には“伴走”し、目標を一つひとつクリアできるよう支えています」と言います。
英語科主任の河村陽介先生(右)。生徒との距離が近いことが東京成徳の特徴です そして、今年度から新しくスタートするのが、フィリピンのセブ島で行う中2生全員を対象とする2週間の語学留学です。外国人講師によるマンツーマンレッスンや少人数制の授業を合計約80コマ受け、中1で養った「積極的に英語を使う力」を強化します。
この語学留学は、以前、中3生を対象に行っていた3か月間のニュージーランド短期留学の最初の2週間を使って、現地の語学学校で行っていた語学研修を切り離すかたちで、1年前倒ししたもの。河村先生は「2週間の語学留学を中2で行い、これからもっと海外で英語を学びたいかどうかを考えてもらいます。そして、中3での学期留学は希望者のみの参加としました」と説明します。
「国内タイプ」のプログラムも充実
視野が広がる中3の3か月
6年間で構築されている留学制度。中2での全員留学が自分の学びを考える「主体的な選択」のポイントです
中3では、「留学タイプ」か「国内タイプ」かのいずれかを選択します。「留学タイプ」は、ニュージーランドでの3か月間のプログラムを発展させたもの。ホームステイをしながら現地の中学校に2〜3名ずつ学期留学をします。3か月間の生活のすべてで英語を使用することで、自分の力でやり遂げたという達成感を得ることができ、自信につながります。
「部活動もがんばりたい」といった理由で国内に残りたい生徒のために用意した3か月の「国内タイプ」のプログラムも充実しています。外部から外国人講師を招き、オールイングリッシュで探究学習に取り組むGCP(グローバルコンピテンスプログラム)を取り入れ、少人数制の授業で英語力を磨きます。「海外での授業のようにディスカッションしながら学ぶ一方、日本人教員によるサポートも受けることができます。日本にいながら、本校がめざす『グローバル人材の育成』を実現します」と河村先生は話します。
「本校が大切にしているのは生徒の自主性です。全員が海外での生活を経験し、生徒自身がその後の学び方を選ぶことによって、視野が広がるはずです。海外でも国内でも、実用的な英語力を身につけられるようにプログラムされていますので、中2での経験を踏まえて、自分の目標に近づけるタイプを自分で選択していただければと思います」と岩崎先生は語りました。
《学校のプロフィール》
東京成徳大学中学・高等学校
●所在地:〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
●TEL:03-3911-7109
Information
学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
https://www.tokyoseitoku.jp/js/admission/news/orientation/index.html
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