Spotlight
(「22年7月号」より転載/22年6月公開)
桐光学園
中学校・高等学校
中高6年間で確かな英語力を培い
世界で活躍できる“英語脳”を育む
桐光学園中学校・高等学校は、文武両道の男女別学校として知られていますが、海外からの帰国生を積極的に受け入れるなど、グローバルな雰囲気が感じられる学校でもあります。2016年に国際部を立ち上げ、多彩な語学研修や留学プログラムを実施してきた同校の英語教育について、国際部長の岡村薫先生に伺いました。
大きく“枝葉”を伸ばすために
英語の“幹”となる部分を育成
「日常会話ができれば十分なのか、より知的な話をしたり、ビジネスで使ったりしたいのか。将来、どんな目的で使うのかによって、求められる英語のレベルは変わってきます」と話すのは同校国際部長の岡村薫先生です。2018年に同校の「大学訪問授業」に登壇した、英文学者で、東京大学人文社会系研究科教授でもある阿部公彦先生の『学校で勉強する英語は木でいえば幹に当たる』ということばを紹介したうえで、同校が目標とする英語教育について次のように語ります。
国際部長 岡村 薫先生 「たとえば、研究者をめざすなら、研究資金を獲得するために、プレゼンテーション力が求められるでしょう。そのときに備えて、中高時代にしっかりとした太い“幹”を作っておき、必要に応じて“枝葉”を伸ばしていけばいいのです。本校では英語で話し、聞き、考えることのできる、いわゆる“英語脳”を育み、世界の知識層と対等に渡り合える人材を育成していきたいと考えています」
ICT教育にも力を入れている同校では、スクリプト付きの英語のプレゼンテーション動画を教材として使用したり、海外大学のオンライン講座の受講を生徒に勧めたりすることもあるそうです。岡村先生は「ハーバード大やスタンフォード大などの講義を体験した生徒たちは、授業の難度がさほど高くないことに驚いています。また、海外経験のない高3生がアメリカの大学院レベルのものを読めるようになっています。これは本校の英語教育のレベルの高さを証明するものです」と強調します。
一人ひとりの夢を支える
豊富な国際プログラムを用意
イートンカレッジサマースクールにて
新型コロナウイルス感染症の影響でストップしていた海外留学のプログラムも、今年度からいよいよ再開されます。この夏には約3週間の短期留学プログラム「イートンカレッジサマースクール」と、オーストラリア、ニュージーランドでの「ターム留学」を実施することが決まりました。さらに、来春に向けて13日間の「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」の準備も進めているそうです。一方、国内で行う新たなプログラムとして、高2生全員を対象に、日本在住の留学生を招いて、リスニングやスピーキングの力を伸ばす「ウインタープログラム」も開催する予定です。
「海外留学の効果は大きく、英語力が短期間に驚くほど上昇する生徒もいます。しかし、たとえ実際に留学しなくても、高校生活のいろいろな選択肢の中に留学があり、参加するかどうかを考えるだけでも、大いに意味があると思っています」
最後に、受験生に向けて、こんなメッセージを送っていただきました。「目標が異なれば、必要な知識も違ってきます。しかも、英語の学習には、ゴールはありません。だからこそ、中高での学びを大切にしてください。それを土台にしていけば、将来は英語を自在に使えるようになるはずです。本校は皆さんの夢がかなうように応援する学校です。英語の世界を一緒に楽しみましょう」
《学校のプロフィール》
桐光学園中学校・高等学校
●所在地:〒215-8555 神奈川県川崎市麻生区栗木3-12-1
●TEL:044-987-0519(代)
Information
学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
http://www.toko.ed.jp/high/exam/index.html
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