Spotlight
(22年8月公開)
成城中学校・成城高等学校
自分の経験を後輩たちに伝えたい
思い出の詰まった母校で卒業生が活躍
校訓の一つとして「自学自習」を掲げる成城中学校・成城高等学校には、「自修館」と呼ばれる自習室があります。放課後の自修館には、卒業生のチューターが常駐し、問題の解説や進路の悩みなど、生徒からのさまざまな相談に応じています。今回は2人のチューターに、その仕事内容や母校での思い出について語ってもらいました。
熊田 柊斗さん(2021年度卒業)
山本 理寛さん(2022年度卒業)
成績アップに喜ぶ後輩の姿が
チューターとしてのやりがい
チューターを務める卒業生の山本理寛さん(中央)と、熊田柊斗さん(右)
――チューターになろうと思った理由は何ですか。
熊田 受験で得た知識を後輩に伝えたいと思ったことがきっかけです。生徒が「わかりやすかった」と言ってくれたり、「良い点数が取れた」と報告しに来てくれたりすると、うれしく感じます。
山本 自分が経験した受験での失敗を後輩に生かしてもらいたい、また、お世話になった母校に貢献したいと思いました。素直な性格の生徒が多く、「理解できた」と喜ぶ姿を見ると、やっていてよかったと思います。
――大学ではどのようなことを学んでいますか。
山本 幼いころから機械系の研究をするのが夢で、現在は早稲田大学創造理工学部で機械工学を専攻しています。将来は、医療分野で活用できる機器の開発に携わりたいと思っています。
熊田 わたしは青山学院大学理工学部に進学し、情報テクノロジーについて学んでいます。プログラミングなどに関する知識を深めて、将来はデジタル社会に貢献できる人間になりたいと思っています。
成長につながる楽しい行事が豊富
教員との距離の近さを改めて実感
――続いて、母校について伺います。学校の特徴やユニークな点は、どんなところでしょうか。
山本 学校生活は自由で楽しく、とても充実しています。理由の一つは、行事が多いこと。中学では、年に1回は宿泊行事があり、とても良い思い出になりました。
熊田 先生との距離が近くて、気軽に相談しやすい環境です。特に職員室は、とても入りやすい雰囲気ですね。チューターとして母校に戻って、あらためてそう感じました。
――中高生活の6年間で学んだことや、成長したことはありますか。
山本 海外の大学生を招いて英語でディスカッションなどを行う「エンパワーメントプログラム」に参加して、英語を学ぶ重要性を実感できました。この経験は、受験勉強におけるモチベーションアップにもつながりました。
熊田 高2のときに、卓球部の合宿や成城祭(文化祭)の運営を最上級生として先導しました。自分たちが主体となって一つのことを成し遂げたのは、これらが初めての経験。仲間と協力して目標を果たせたときは、大きな達成感を味わいました。
――最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。
熊田 わたしが受験生のころ、模擬試験の成績は、成城の偏差値を大きく下回っていましたが、結果は逆転合格。皆さんも、最後まであきらめずにがんばってください。
山本 つらいときは、中学生になった自分を想像して気分転換してみましょう。それが励みとなり、受験勉強も乗り越えられるはずです。応援しています。
《学校のプロフィール》
成城中学校・成城高等学校
●所在地:〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
●交 通:都営大江戸線「牛込柳町」駅西口より徒歩1分
●TEL:03-3341-6141
●H P:www.seijogakko.ed.jp
《各種行事日程のお知らせ》
学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
https://www.seijogakko.ed.jp/admission/events/
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