受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(22年9月公開)

東京成徳大学
中学・高等学校

苦手な教科であっても積極的になれる、iPadを活用した授業
Appleにも認定された、未来を見据えた教育

人気のテレビ番組のように、外国の魅力を紹介したグループ。生徒たちの動画編集スキルの高さに、和田先生も驚かされると言います  東京成徳大学中学校は、東京メトロ南北線「王子神谷」駅から徒歩で5分の場所にある、共学の中高一貫校です。併設の高校では、中学校からの内部進学生と、高校からの入学生とで校舎が分かれており、それぞれのカリキュラムの下で学んでいます。

 同校が力を入れているのが、2017年度から取り組んでいる教育における積極的なICT活用です。「ふだんの授業はもちろん、校外学習や行事でも、iPadなどのテクノロジーを積極的に活用しています」と話すのは、ICT活用推進部長で英語科の和田一将先生です。「たとえば、2021年度のオンライン桐蔭祭(文化祭)では、ドローンを使ってその様子を撮影したり、YouTube LIVEで各クラブの発表を配信したりするなど、生徒たちは柔軟に、さまざまな工夫をしました」と説明します。

在学中に英検®準1級を取得する生徒も増加しています。2022年度からは、中2全員参加の短期語学留学を含めた「新留学プラン」も開始。グローバル教育をさらに充実させています  学習面でも、学びをより豊かにするために、全教科でiPadを活用しています。中2の英語科で助動詞の授業をした際は、グループワークとして、動画編集ソフトを使い、実際に海外旅行をしたかのような外国の紹介動画を作りました。「英語が苦手な生徒でも、動画を編集したり、イラストを描いたりすることで、積極的に授業にかかわることができます。外国語への抵抗感を減らしながら、英語に自然と親しみ、興味が持てるようなアプローチができるという点で、iPadは大いに役立っています」と、和田先生は手応えを感じています。

 ほかにも、SDGsに関連づけた学びでは、環境問題についてiPadを使って調べ学習をしたり、意見をスライドにまとめて英語でプレゼンテーションをしたりするなど、生徒主体の授業を行っています。これらのテクノロジーを活用した学びが評価され、Appleによって、日本国内には11校しかないApple Distinguished Schoolにも認定されました。

 母体となる学校法人東京成徳学園が2025年度に創立100周年を迎えるのを機に、2022年度より、創造性とグローバル力を育む新カリキュラムがスタートするなど、さらなる進化を遂げようとしている同校。今後の発展がますます楽しみです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

《学校のプロフィール》

東京成徳大学中学・高等学校

所在地:〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109(代)

Information

学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
www.tokyoseitoku.jp/js/admission/news/orientation/index.html

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