受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

自修館中等教育学校 ●9月3日(土)

6年一貫の独自のカリキュラムで、心・知・体を大きく育てる

 中高6年間の教育課程を前期と後期に分け、完全に一つの枠としてとらえる中等教育学校。神奈川県には公立2校、私立3校がありますが、1999年に組織変更の形で開校した自修館中等教育学校は、初夏や秋にも休みをはさむ4学期制を採用しています。

 同校の設備はなかなかユニーク。フーコーの振り子や囲炉裏、空港ロビー風のスクールバスの待合室なども設置して、生徒の探究心や公徳心を高めています。校内見学会の後に行われた説明会で、学校長の安井正浩先生は、同校について「心が育つ進学校です」と表現。単なる正解ではなく、より良い解答を求める「明知」、社会における自分の存在意義を自覚する「徳義」、心身ともにたくましく生きる「壮健」という建学の精神の下、「教員1名に対して生徒11名の一人ひとりに目が行き届く体制で、知性と人間性あふれる国際人を育成しています」と説明しました。

 それを実現するための特徴的なカリキュラムとして、「探究」「EQ(Emotional Quotient)教育」「セミナー&行事」の三つが挙げられます。「探究」は前期課程で取り組むゼミ形式の総合学習で、生徒が自分で設定したテーマを自分で掘り下げるという内容。高1に相当する4年次にはその集大成として2万字の探究修論を制作します。そのために各自で企業訪問なども行うことで、将来の職業を意識するきっかけにもなっています。次に、「EQ教育」は自己および他者の感情を理解するための授業です。週に1度のSS(セルフサイエンス)という授業のなかで、感情のコントロール法などを学びます。「セミナー&行事」は生徒の体験の幅を広げ、人間的成長を促すことを目的としています。登山に挑戦する丹沢クライムをはじめ、さまざまなプランが用意されています。

 また、2012年度から3・4年生(中3・高1)の希望者は、夏休みに短期留学をすることも可能になります。「変わらぬ信念、変えていく勇気」を標榜している同校だけに、さらに充実した教育活動を展開してくれそうです。


入学前に生徒と両親が一緒に組み立てた机と椅子。6年間を通して使うことで、物を大切にする心も芽生えます
http://www.jishukan.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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