受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

品川女子学院中等部 ●9月15日(木)

実社会と交わる意欲的な学習を通じて、“28歳の自分”を見据える

 品川女子学院がめざしているのは、「仕事を持って社会に貢献できる女性の育成」。社会と交わる、実践的でユニークな体験学習が多いのもそのためです。社会に出た女性は、結婚したら仕事と家事や育児を両立しなくてはならなくなるため、将来に向けて勉強・行事・クラブ活動などをバランス良く楽しめるようになってほしいというのが、同校の姿勢です。

 良いアイデアであれば、年度の途中であってもすぐに取り入れる校長の漆紫穂子先生は、教育目標である「わたしたちは世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てます」というキーワードを解説します。21世紀はグローバルな視点を持つことが大切であり、就職の際にも英語力を求められるケースが少なくありません。しかし、英語力があればよいというものでもありません。自国の文化に誇りを持っていなければ、国際的には通用しません。そこで同校では、小笠原流の礼法なども学び、幅広い会話や豊かな人生の一助となるよう、芸術系の授業にも力を注いでいます。そして充実したキャリア教育を通じて、高1までには自分の将来の方向性を見定めて、明るい未来へと進む準備をさせています。

 さらに、女子教育の観点から行っているのが「28プロジェクト」です。これは女性が第1子を妊娠する平均年齢に近い28歳を意識し、この時期に社会で活躍できていることを目標とする取り組みです。出産を経て希望の職種に復帰するには、専門性が高いほうが有利となります。専門性を身につけるために大学を選ぶべきであり、これからは「学校歴」よりも「学習歴」が重要になるというのが同校の考え方です。文化祭で模擬店を経営する「起業体験プログラム」や、企業の商品開発や広告展開などに参加する「コラボレーション総合学習」などは、生徒が職業を意識してモチベーションを高める格好の場となっています。

 漆先生は、私学の良さについて、「語学力やプレゼンテーション力などが身につくうえ、卒業後も一生の宝となるネットワークができる」ことを挙げ、「本校がお嬢さんの個性やご家庭の教育方針と合っているかどうかをよく確かめて、ご縁があれば品女ファミリーの一員に加わってください」と笑顔を見せました。

 この日は2012年度入試の変更点も発表されました。募集人員について、「2月1日の第1回を80名から100名に増員し、3日の第2回を100名から80名に減員する」とのこと。入試問題については、「理科は小問を増やして大問を減らし、物理・化学・生物・地学のバランスを重視する」とのことです。参加者はこれらの情報をしっかりとメモし、校内見学へと向かいました。


学校全体が見渡せる中庭。昼食時やクラブ活動などでも利用されています
http://www.shinagawajoshigakuin.jp 別ウィンドウが開きます。

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