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人生の宝となる「5項目」を身につけ、広く学び、高い志を成し遂げる
逗子開成中学校は、ヨット帆走や遠泳に挑戦する海洋教育をはじめ、独自のカリキュラムによって心身共にたくましい男子を育成しています。校名は古代中国の経典「易経」の中の一節「開物成務」に由来し、このことばには「真理を探究し、目標を定め、責務を果たす」という意味があります。「生徒には日ごろから、このことばを強く意識させています」と話す学校長の袴田潤一先生。同校が掲げている五つの教育目標について次のように説明しました。
まず一つ目は、「教養を深めて的確な判断力を養う」こと。高度な授業を通じて単に学術的に正しいかどうかだけでなく、善悪なども踏まえて幅広く学ぶため、大学受験の際にも自然と生かされています。また、総合的な学習の「人間学」や土曜講座などによって、多彩な表現力も磨いています。
二つ目は「心身の鍛練」です。豊かな心は友人と協力し合って多くの行事に参加することで、たくましい身体は目の前に広がる逗子海岸も利用して育んでいます。ちなみに毎年、新入生の中にはまったく泳げない生徒が3分の1ほどいるそうですが、指導が徹底しているので、「心配は無用」とのことです。
三つ目は、学習やクラブ活動、行事などに主体的に取り組みながら「自主独立の精神を確立する」こと、四つ目は「開物成務の気概を持つ」こと。そして五つ目は、海外研修やリテラシー教育を通じて、「国際化・情報化社会に対応する力を養うこと」となっています。袴田先生は「教員も気概を持って指導に当たり、すばらしい取り組みを行っている他校には謙虚に学んで、大学進学実績もさらに高みをめざします」と力強く宣言しました。
また、この日は台風接近のため、校内見学の代わりに質疑応答の時間が設定されました。校舎が海の近くにあるため、防災に関する質問も出ましたが、同校は耐震性の高さなどから津波発生時の防災建物に指定されています。実際、この3月の大震災の際にも、近隣の住民の方たち100名ほどが避難してこられたそうです。もちろん、ふだんから防災教育を徹底し、インターネット上での安否確認システムなども構築して、非常時に備えています。参加者は、生徒がガイドする楽しい学校紹介DVDも鑑賞し、学内の明るい雰囲気に安心感を抱いたようでした。

正門の正面にある3階建ての本館。2、3階には、中1から高1までの教室があり、円形ベンチが設置された屋上は生徒の憩いの場に
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