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夢を見つけて実現に動く確かなパワーを着実に養成
1889年に男子校として出発した郁文館ですが、今から8年前に理事長が交代。学園の新風となったその人物が、ワタミグループの創業者である渡邉美樹氏です。以来、同校では、渡邉理事長が中心となって“夢”をキーワードにした学校改革を推進。2010年4月には校舎を一新し、共学校に生まれ変わりました。
同校では、毎年、学校目標を設定しています。校長の宮崎宏先生によると、今年の目標は、「毎日の家庭学習の時間を1時間増やすことと、仁の心を持つこと」。前者については、家庭学習ノートを活用して生徒の様子を教員がチェックしているそうです。もう一方の「仁の心を持つ」については、2月のニュージーランド地震がきっかけとなりました。同学園には郁文館高校のほか、生徒全員が1年間のニュージーランド留学を体験する郁文館グローバル高校があります。幸い、現地校に留学していた生徒たちは無事でしたが、「苦難の際には支え合いが何より大切だと感じた」と話します。そこで“仁”を目標に選んだところ、今度は東日本大震災が発生したのです。東北の被災地には渡邉理事長も駆けつけました。そして、それに呼応して、学校でも夏休みにボランティアのバスツアーを企画。延べ400名以上の生徒が参加しました。宮崎先生は「中高生では自発的に行動することは難しくても、機会さえあれば、思いやりを持って社会貢献することができる」と笑顔で語りました。
教育内容については、生徒の夢を実現させるために「人間力・学力・グローバル力の向上」を徹底しています。月に1、2回実施される「夢達人ライヴ」は、政治家から芸能人まで、仕事を楽しむ社会人を招く講演会。生徒は彼らのことばや、文化祭での起業体験プログラムなども参考にしながら将来を考え、担任による「夢カウンセリング」で将来への道筋をつけていきます。また、10泊11日(中1のみ5泊6日)の「夢合宿」や、夜9時までの自立型学習会などで学力を養成。中1~高3を対象とした希望制のアジア各国への研修旅行では、日系企業や現地校を訪問して視野を広げます。さらに2012年度からは中学の英語の授業をグレードアップ。中2で英検3級取得をめざし、希望者を対象とした中3夏のニュージーランド短期留学も行われることになりました。
2012年度入試については、これまでの一般試験4回(2月1日、2日、3日、4日)、特別奨学生試験(2月1日午後)、DQ試験(2月5日)に加えて、グローバル力試験(2月7日)」と理事長選抜である「未来力試験(2月2日午後)」を新設。これらはDQ試験と同様、学力テストではなく、作文や面接などで合否を判定するとのことです。参加者は先生方の熱心な説明に納得し、グループに分かれて校内見学へと向かいました。

機能性を重視した最新の施設・設備がそろう新校舎。屋上には生徒が農作物を育てる本格的な菜園があります
http://www.ikubunkan.ed.jp ![]()
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