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多くの教科に触れて思考力を高め、文理にとらわれない総合力を養成
洗足学園中学・高校は、神奈川県内でも屈指の女子進学校ですが、音楽大学を擁する学園だけに、独自の音楽教育で感性を育てていることでも知られます。生徒はバイオリンやフルートなど、中学3年間で楽器の一つを習得することになっており、この日の説明会も卒業生による弦楽四重奏で幕を開けました。
ミニコンサート終了後に登壇した校長の前田隆芳先生は、同校の教育方針について次のように説明しました。「本校は謙虚で慈愛に満ちた、社会に有為な女性の育成に努めていますが、時代とともにイデオロギーは変わるものです。現在では女性の価値観が多様化しているため、どんな道に進んでも主体的に歩めるよう、“他律”から“自律”に移行する大事な中高の6年間で、生徒の学力と人格をしっかりと高めています」
同校は今春、アイビー・リーグの1校である米国の名門、コーネル大学に合格者を出しましたが、その生徒は帰国生ではなく、中学から英語を始めた一般生です。「聡明で努力家のうえ、心理学を専攻するには生物の素地も必要であることなど、総合的な学びの大切さを理解しており、そのことを小論文にまとめて超難関を突破した」そうです。同校の教育の核は、この「総合的な学び」であり、多くの教科に触れさせることで、生徒の確かな学力を養っています。一方、人格形成については、キャリアプログラムなど発達段階に応じた取り組み、生徒の自治活動、模擬国連ほか他校生と交わる学外シンポジウムへの参加などで支援。前田先生は「たくさんの出合いの場を提供し、生徒を大人へと育てていきたい」と話を結びました。
また、同校は2011年度から学習指導と進学指導をトータルでサポートする態勢を整備しています。「2012年度にはカリキュラムを改訂し、6年間において5教科を必修とすることに加えて総合的な学習を充実させ、体系的に学ぶ力を伸ばすことに力を注ぐ」とのことで、これまで行っていた習熟度別授業とコース制を撤廃。文系・理系と、教科の壁を取り払い、知識や情報を自在に活用できる真の学力の獲得をめざします。
こうした姿勢は当然、中学の入試問題にも表れており、同校では、国語はもちろん、理科と社会でも記述問題を出題。算数では途中式に部分点を設けています。思考力が合格の鍵になることを確認した参加者は、明るい光が差し込む優美な校舎の見学に向かいました。

広大な敷地の中にあらゆる施設がそろい、生徒たちは充実した学校生活を送っています
http://www.senzoku-gakuen.ed.jp ![]()
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