受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

カリタス女子中学校 ●11月1日(火)

授業ごとに移動する「教科教室型校舎」で、みずから進んで学ぶ精神を伸ばす

 2010年に創立50周年を迎えたカリタス女子中学高等学校は、カナダのケベック・カリタス修道女会が設立したカトリック校です。校名のカリタスとはラテン語で「愛」を意味し、完全中高一貫体制で主体性を持った心豊かな女性の育成に努めています。

 あいさつに立った校長の齋藤哲郎先生は、まず地震対策について説明しました。2006年に竣工した新校舎は耐震性に優れ、東日本大震災の際も物的被害はありませんでした。それでも齋藤先生は「今後も緊急時の情報網の整備などを進め、しっかりと不測の事態に備えます」と安全面に対する方針を示しました。

 その一方、生徒たちはチャリティー・バザーを行うなど、継続して被災地を支援する活動を行っていますが、これは教育目標である「祈る心」「学ぶ心」「交わる心」「奉仕する心」に基づくものです。毎朝のお祈りやアンジェラスの会での奉仕活動などを通じて、他者のために行動することを学んでいます。

 教科指導については、中学で、英語・フランス語・古典が必修となっています。これは「異文化と古典に触れることで視野を広げ、平和の大切さについて考えてほしいから」(齋藤先生)。大学のように、教科によって教室を決め、それぞれの教室に生徒が移動するというシステム(教科教室型校舎)を取り入れているのも特徴で、ノーチャイム制を導入したり、電子掲示板で連絡事項を伝達したりすることで、生徒の自律的な学習姿勢を養っています。

 なお、この日は、2013年度からコース選択の時期を変更することも伝えられました。現在は、文科、文理、理数のコース分けは高1から行っていますが、これを高2からにするとのこと。そうすることで、幅広い教養を身につけたうえで進路を選択することが可能となります。これと併せて、キャリア教育「夢実現プロジェクト」も充実させるほか、「書かせるカリタス」ならではの取り組みである国語科の学芸コンクールや、社会科の年間研究レポートなども継続して、生徒一人ひとりの能力を磨いていきます。

 気になる入試の情報ですが、「2012年度は2月1日午前と3日午前に加えて、7日午前に第3回入試を追加する」とのこと。複数回受験する場合は、各回の科目の得点を比較し、最も高い数値で判定するといった優遇措置も設けられます。

 説明会終了後、参加者は校舎を見学し、数学・国語・理科・社会・英語など、教科ごとに教室が集められたゾーンの仕組みを自分の目で確かめていました。


中庭や屋上庭園などくつろぎの空間が随所に設けられた居心地の良い校舎
http://www.caritas.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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