受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

中村中学校 ●5月15日(水)

日々を輝かせる学び舎で、学力とともに五感を育む

 清澄庭園と清澄公園からすぐの好環境にある中村中学校は、広く社会に目を向けられる自立した女性の育成をめざしています。机上の学習はもちろん、衣食住すべてを学びに結びつけているのが特徴で、2012春にはおしゃれなカフェや足湯なども備えた「新館LADY」が完成。この日の説明会の第1部も、そのカフェで行われました。

 同校の校訓は「清く 直(なお)く 明るく」。校長の梅沢辰也先生はこれを「『ありがとう ごめんなさい おはよう』で表現しています」と説明します。同校ではこのことばを行動に反映させ、まずは“楽しい学舎”たることを心がけています。さまざまな競争はあるものの、「周囲は敵ではなく良きライバル」ととらえ、互いの個性を認め合う“共生社会”を意識し、特待生も別クラスにせず、学力均等クラスで学んでいます。

 また、同校は高校で国際科を設けており、生徒全員が英語圏の国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)の私立高校1校に1人で1年間の長期留学をします。普通科でも短期留学の道を複数用意し、生徒の興味を世界へと広げています。

 その一方、「真の世界共通言語は芸術とスポーツ」という考えから、フルートとフライングディスクを授業に取り入れています。そのうえで主要教科をきちんと学ばせるのが中村流。生徒はこうした取り組みのなかで心身を鍛え、充実した施設の力も借りて五感を育んでいます。さらにノーチャイム制を導入しており、これも自主性を高める一助となっています。梅沢先生は、今春卒業した生徒についても触れ、「学力だけでなく、6年間でマナーなども自然に身についたと実感してくれているようです」と笑顔であいさつを終えました。

 ここで校内見学を挟み、参加者はコリドール(回廊)と呼ばれる図書スペースへ。眼下に広がる清澄庭園と清澄公園の緑も楽しみながら、キャリアデザイン教育と進路指導についての説明を受けました。キャリアデザイン教育では、生徒に「30歳のわたし」をイメージさせ、そこから逆算して夢の実現準備に当たるため、自己や人生と深く向き合う授業を段階的に展開しています。一方、進路指導のポイントは、高3生への手厚い支援。クラス担任と教科担任のほか、キャリアサポーターと呼ばれる相談役の教員も加わって、生徒の夢を着実に後押ししています。きめ細かく家族的な指導は、小規模校ならでは。その温かさは、この日の説明会に参加した保護者の方にも十分に伝わったようでした。


「新館LADY」では地域社会との交流や企業とのタイアップなども計画しています
http://www.nakamura.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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