受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒込中学校 ●5月26日(日)

面倒見の良い教育で、
「一隅を照らす」人材を育てる

 寺社が並ぶ文京区千駄木に駒込中学校・高等学校のキャンパスはあります。学園の起源は、1682年に了翁(りょうおう)禅師によって上野不忍池の畔に設立された「勧学講院」。330余年にわたり伝承されているのは、「子どもは国の宝である」という基本理念です。

 日曜日に行われた同校の説明会では、理科実験教室も開催されるとあって、ほとんどが親子での参加となりました。会の冒頭、あいさつに立った校長の河合孝允先生は、手に持ったスプーンを掲げて「スプーン曲げ」の技を披露しながら言います。
「これは共有結合・金属結合という化学の原理を応用した手品です。物事にはすべてそうなる原因があります。今日の理科実験もぜひ、好奇心を持って受けてください」

 そして、子どもたちが実験室に移動した後、保護者に向けて学園の教育方針を説明。高僧の善意で始められた勧学講院が、明治から戦後にかけて、現在の学園に変遷してきた歴史に触れながら、「本校では仏教主義に基づく情操教育を実践しています。比叡山研修(高1)では、坐禅、写経などの指導のほか、約30キロの山道を歩く回峰行も経験します。厳しい修行ですが、大自然のなか、自分という存在を見つめ、考える絶好の機会となります。これからの時代は、『個』を大切にする時代です。『私は私で良い』という自己肯定感を持って、『知る=実社会でできる』という知識を身につけさせたいと考えています」と話しました。

 続いて、中学教育および学校生活についての説明は、教頭の角田淳先生が担当。同校の建学の精神は、天台宗の開祖・伝教大師最澄のことば「一隅を照らす これすなわち国宝なり」です。その意味について、「今いる場所で精いっぱい努力して光り輝くことができる人こそ尊いということです。生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、国の宝として活躍できる人材に育てることを常に考えて、6年間をお預かりします」と話します。心を落ち着かせる黙想とともに始まる授業、給食、部活動といった一日の流れを紹介した後は、農業体験を行う林間学校や京都・奈良への修学旅行などの年間行事も紹介。また21世紀型の国際教育として、英語でさまざまな教科を学ぶ「イマージョン講座」や、ハワイセミナー短期語学研修、オーストラリア・ニュージーランドへの海外高校留学制度などについても触れました。

 説明会終了後は、見取り図を手に中学校舎内を自由に見学。多くの保護者が、まずは体験授業が行われている中学棟5階の生物室を訪れます。この日の実験は、「フィッツロイの天気管」製作。グループで協力しながら、2種類の溶液を作って混合し、試験管に詰めるという作業を行います。「家に帰ってからも観察を続けて、検証・考察へと発展させてください」と理科教諭の岩上敏雄先生。子どもたちは自宅に帰ってからも持続する実験に、真剣な表情で取り組んでいました。


「仮説を立てて検証を重ねる」。科学の現場で求められている力を養う駒込中学校流の理科実験を体験できる貴重なひとときとなりました
http://www.komagome.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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