受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智中学校 ●5月29日(水)

生徒の自主性を育てる探究・発信型学習が大学合格実績の伸びに反映

 開智中学・高等学校は、「心豊かな創造型・発信型の国際的リーダー」の育成をめざす中高一貫校です。今年で中学開校から17年目を迎え、一貫校としての卒業生を輩出して10年あまり。その間の大学合格実績の伸びは目ざましく、「この10年、東日本エリアで難関大学合格者を最も増やした進学校」との評価を得るなど、埼玉県内トップクラスの進学校としての地位を定着させました。

 校長の溜剛先生は、同校の教育について「6年間で心豊かな創造型・発信型の国際的リーダーに必要な素養を育て、さらには能力を伸ばしてくれる大学・大学院へと全員を進学させること」と話します。それを実現するための3本柱が「高質な教科型学習」「探究・発信型学習」「生徒の自主活動の促進」です。「週34時間の授業は詰め込み型ではなく、生徒が自主性を持って知識を吸収していくよう工夫されています。補習や特別講習なども多く設定していますが、それをどう利用するかは生徒の自主性に任せています」とのこと。

 探究・発信型学習の説明では、開校当初から継続している独自の取り組み「探究テーマ・フィールドワーク」を紹介。「中1から高2の6月まで、自分が決めたテーマについて調査や検証を重ね、最終的には海外研修先の英国で、現地大学生に向けてプレゼンテーションを実施します。自然や歴史文化のある街、関連施設などに実際に出向いて体験・調査することで、創造的学力を培います」

 また、今年度で設置5年目となる「先端クラス」については、「創造的学力の確立をめざすという点は一貫クラスと同じですが、そこへのアプローチが違います。先端クラスでは、グループ制の共同学習など生徒が主体となって学ぶ機会を多く設定し、自分たちで知識を獲得していく試みを実施しています。近い将来、全校的にこのスタイルを導入したいと考えています」と述べました。

 続いて、学校生活・進学指導の説明を教務主任の栗山進司先生が担当。授業前の朝読書に始まり、先生も一緒に教室でお弁当を食べるランチタイム(中1・2)、放課後の清掃、部活、補習という1日の流れを、画像を交えて紹介しました。また、ロードハイクや開智発表会(文化祭)など学校行事の運営をすべて生徒に任せているのは、「将来、社会に出たときに、自分で動ける人材になってほしいから」と説明しました。

 2014年度の入試の大きな変更点として、初回の先端A入試が例年の1月12日から1月10日になり、これまで全員を特待合格としていたのを、特待合格45名、先端クラス合格40名とすることが伝えられました。これは「先端A入試で合格を確保しておけば、1月23日の先端B入試で再度、特待合格に挑戦しやすくなります」とのことでした。


正門を入って正面にあるのが、5階建ての一貫部校舎。上級生が下級生の手本になるよう、1フロアに異なる学年の教室を配置しています
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