受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

香蘭女学校中等科 ●5月31日(金)

和洋折衷の美が宿る好環境で、少女から自立した女性に成長

 今年で創立125周年を迎えた香蘭女学校は、英国国教会の流れをくむプロテスタントの女子校です。日本女性の美徳(優しさや辛抱強さなど)を、キリスト教倫理の下でより深めるというのが建学の精神でした。そのため同校では、現在でも日々の礼拝と同様に、日本の伝統文化とも真剣に向き合っています。

 この4月に校長に就任した髙田智子先生は、同校OGでもあります。説明会の冒頭で神に祈りを捧げ、「本校ではキリスト教を基盤に、かけがえのない命を尊び、少女期の心の輝きを大切にする教育を行っています」と語りました。香蘭生が互いに助け合う姿勢は、卒業後も変わりません。毎年恒例のバザーにはOGも多数参加し、十人十色の女性としての生き方を示すことで、揺らぎの時期にある在校生の指針にもなっています。

 もちろん、教員も生徒の固有の才能を引き出し、選択の幅を広げさせることに力を注いでいます。自己啓発のためのSE(Self Enrichment)学習を実施しており、生徒は茶道、箏曲、バレエなど、多彩な講座のなかから好きなものを選んで、少人数で学びます。また、中1では礼法を必修とするなど、同校ではマナーやことば遣い、服装についてもきちんと指導。髙田先生は、「弱者に感性を向け、男性とも協力して、みんなで自己実現をめざす女性を育成するため、本校では今後も女子教育にこだわってまいります」と明言しました。

 ここで学校生活の様子を伝える画像が流れ、続いて教育内容や進路の説明に移ります。同校のカリキュラムはバランス重視で、中高一貫ならではの、中身が豊かで無理のない教科学習を実現しています。進路については、学年の45%に当たる80名は、関係校である立教大学に推薦で進学します。そして30%は指定校推薦やAO入試に、残りの25%が一般入試に挑戦。それぞれの夢に向かって、高3の夏からはその希望進路に沿ったコースに分かれて学んでいます。

 こうした方針を確認した参加者は、閉会の祈りの後に校内を見学。赤いレンガ風の造りの校舎や、初夏の花々が咲き乱れる築山など、すばらしい教育環境に好感を抱いた様子でした。


中等科の教室などが入った本館。美しい校舎や庭園は、自然に感性も育ててくれます
http://www.koran.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ