受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

  • Top
  • 学校情報
  • 函館ラ・サール中学校:学校説明会レポート

学校説明会レポート

函館ラ・サール中学校 ●6月1日(土)

男子を自立させる「大部屋寮生活」。全国から入学生が集まる

 函館ラ・サール中学校・高等学校は、豊かな自然と歴史的情緒に包まれた北海道函館市にあります。中学の1学年当たりの生徒数は約120名で、そのうち約3割が関東、1割弱が中部、2割弱が関西の出身者となっています。副校長の井上治先生は、「全国から生徒が集まるという点では日本一と自負しています。そして、それは独特の寮生活への期待に由来しているものと思われます」と話します。

 同校の寮生の比率は全体の約7割で、中学時代は1室80名の大部屋で生活します。「寮は大部屋になるほど、ストレスも不自由さも増します。しかし、それが良いのです。一人になれるのはトイレだけともいえる、プライバシーのない環境なので、気が合わない人間ともつき合っていかなくてはなりません。だからこそ、人間関係を築く力、社会人力、コミュニケーション力が鍛えられていくのだと思います。自立することはもちろん、離れているからこそ親に感謝する気持ちも芽生えます。卒業したときに『何より貴重な時間を過ごした』と感じるのも、寮生活の良さなのです」と井上先生は話します。

 さらに本校が重視している人間教育については、「本校はカトリックのミッションスクールなので、6年を通じて宗教の授業がありますが、それだけが人間教育だとは考えていません。教科以外の時間にどんな経験ができるのかが重要であり、その一つが部活動といえます」とのこと。同校のクラブは強豪ぞろいで、学校が部活動を奨励していることもあって、寮生の多くが通学にかかる時間を練習に充てることができます。「わたしは『部活は楽しくやればよい』ではなく、『強くなったほうがよい』と考えます。なぜなら、努力をして結果を出したことが人生の“勲章”になるからです。さらに、本校の場合は、日本各地から生徒が集まるので、友だちを通じてさまざまな文化に触れることができます。感受性が高いこの年ごろに、密接なつき合いができるのも、本校ならではの人間教育といえます」と話します。

 ところどころに盛り込まれた生徒や保護者とのエピソードは、ラ・サール修道会が掲げる「ファミリー・スピリット(家族的精神)」を十分に感じさせてくれました。何より、ご自身も同校の卒業生という井上先生の愛校心たっぷりの講演は、参加者たちの「息子を寮生活で鍛えるのもいいかもしれない」という気持ちを強くさせたことでしょう。

 2014年度入試の日程は、前期試験が1月8日、後期試験が2月5日。後期試験では、「第一志望の受験生に追加合格を出しますが、前期・後期試験の合計点で判定します」とのことです。


部活動も活発。剣道部、柔道部、野球部、ラグビー部は強豪として知られ、優秀な成績を収めています
http://www.h-lasalle.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ