受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

女子学院中学校 ●6月3日(月)

知識を統合する力を身につけ、10年先、20年先を見据えた知性を深める

 女子学院の歴史は、1870年創立のA六番女学校に始まります。開校当時から「聖書による自治」を実践しており、細かい校則も制服も定めていません。生徒は“責任ある自由”を尊びながら、広範な知識を身につけること、さらに、その力を単なる自己実現のためだけでなく、社会のために役立て、他者と個性を尊重し合えるバランスの取れた人間に成長することをめざしています。

 外部会場で行われた説明会には、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生も登場。「女子学院の学院長である風間晴子先生は、同校出身の生物学者であり、国際基督教大学(ICU)名誉教授です」と、風間先生の紹介をした後、国語と社会の入試問題の傾向を分析しました。「社会は公民分野が必ず出題され、地形図やグラフなども頻出。国語は記述が増えており、語彙を含めた幅広い知識が必要になります」とのことで、「基礎を徹底し、最後まで粘り強く努力してください」と参加者に伝えました。

 続いて風間先生が登壇し、「本校ではキリスト教精神を基盤に、個々の生徒の潜在能力を引き出す教育を心がけています」と教育の特色について説明。同校が推進している教育は、知識を統合する力の涵養です。基礎学力を積み上げることはもちろん、そうして得た知識や経験を統合し、物事の全体像を見極める力を養うことに重点を置いています。そのために大人の価値観で生徒を縛らず、ありのままの生徒たちを受容し、柔軟な発想力などを損なわないよう配慮しながら、討論型の授業や実験・観察などを通して、生徒の知的好奇心や自発心を刺激しています。また、同校では「記述が思考力を育てる」と考えており、太平洋戦争体験者に直接取材し、その内容を1本の物語にまとめる平和教育なども行っています。

 風間先生はこうした方針を専門の研究の話なども交えて紹介。たとえば、統合力の説明では、大人の目には奇妙な模様に見える図形を提示しました。これに補助線を引くと立方体が浮かび上がりますが、小学生の多くは補助線なしでも立方体が認識できるというのです。「一見、無関係に見える要素間に関係を見出す。この力が統合力ですが、知識や分析力を得るにつれて失われてしまいがちです。統合力も分析力も備え、物事を多角的にとらえられる人材を育成する。それが女子学院の教育です」と風間先生は言います。

 風間先生の示唆に富んだ“特別講義”は、あっという間に終了時刻に。同校が行う「生徒にその先を知りたいと思わせる疑問の余地を残した授業」を再現する形となりました。最後の参加者との質疑応答では、「英語は週6時間の密度の高い授業を展開している」「素直な子は伸びる」などと応じて、笑顔で締めくくりました。


伝統的にどんな場所に出ても物おじしない、積極的で活発な生徒が多いことでも知られています
http://www.joshigakuin.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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