受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

立教女学院中学校 ●6月5日(水)

短期の理系留学プログラムを開始し、理系志望者の支援をさらに強化

 1877年に創立された立教女学院は、米国系のプロテスタント校です。すべての教育活動の根底にキリスト教精神を据えており、この日の説明会も、チャプレン(学校の牧師)のお祈りでスタート。続いて上映された学校紹介の映像にも、朝の礼拝の様子をはじめ、さまざまな宗教活動が盛り込まれていました。

 そんな伝統ある女子ミッション校ですが、同校の校風は自由かつ先進的なことで知られています。あいさつに立った校長の和田道雄先生は、1本の苗木から1万数千個ものトマトを実らせる「ハイポニカ農法」を例に挙げ、「植物を育てるには土が重要だと考えがちですが、この農法ではあえて土を排除します。本校でも既成概念にとらわれない育成法で、生徒に大いなる実りをもたらしたいと考えています」と話しました。

 そのための取り組みの一つが「ARE学習」です。これは、Ask(求める)、Research(調べる)、Express(表現する)を重視した総合的な学習で、高校では生徒みずからがテーマを決めて卒業論文を作成します。柔軟な視点が企業などの目にとまり、実際にアイデアが採用されたりもしています。さらに今年度からは、夏休みに代表の生徒を米国での短期の理系留学に派遣することが決まっているなど、理系教育にも先進的な取り組みを導入しています。和田先生は、「本校での学びで視野を広げ、神に与えられた自分の使命を見つけてほしい」と結びました。

 続いて、同校の教育の特色として、「礼拝」「土曜集会と平和学習」「生徒会活動」「ボランティア活動」「進路指導」について紹介。土曜集会と平和学習とは、世界平和について意識するプログラムで、識者の講演会や長崎・沖縄への修学旅行を行うなど、社会問題に目を向ける機会を設けています。また、同校の生徒会(自治活動)は1927年から存在しており、必要なルールは自分たちで作り、自分たちで守るのが伝統となっています。進路指導については、高2からは理系・文系(受験)・文系(立教大学推薦)の3コースに分かれ、立教大学以外の受験にも対応した指導を行っています。さらに、交換留学制度が充実しているほか、大学や企業との連携によって理系志望者の支援も行うなど、生徒のチャレンジ精神を刺激しています。

 2014年度入試については、国語・算数の試験時間を40分から45分に変更することが報告されました。3月には新体育館が完成するとのことで、入学後に新しい施設を利用できるのもうれしい情報です。説明会終了後は、多くの参加者が聖マーガレット礼拝堂を見学し、美しいパイプオルガンに見入っていました。


聖マーガレット礼拝堂。80年以上前に建てられましたが、耐震診断も問題なくクリアしています
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