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学校説明会レポート

都立小石川中等教育学校 ●6月10日(月)

「立志・開拓・創作」の精神を受け継ぐ教育で、多様な進路に対応できる総合力を養う

 都立小石川中等教育学校は、都立小石川高等学校を母体に、2006年に開校した都立初の中等教育学校の一つ。前身は1918年創立の東京府立第五中学校であり、初代校長の伊藤長七氏が説いた「立志・開拓・創作」の精神は現代にそのまま受け継がれています。

 説明会では、今年度から校長に就任した奈良本俊夫先生が登場。同校の6年一貫カリキュラムを支える教育の三本柱を紹介します。一つ目は「小石川教養主義」。同校では、1年から5年までは全生徒が同一カリキュラムの下、すべての科目を履修し、幅広い教養を身につけます。また、言語活動と探究活動を重視し、3・4年ではみずから定めたテーマについて調査・研究を深め、論文にまとめる「小石川フィロソフィー」に取り組みます。このようにして総合力を養ったうえで、6年では特別選択講座や演習を取り入れるなど、それぞれの希望の進路に対応した学習に切り替わります。

 二つ目は、府立第五中学校の創立当時から重視している「理数教育」です。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)には、母体校である小石川高校時代の2006年から指定されており、学校を挙げて理数教育を推進するさまざまな活動を継続しています。生徒たちは1年の時点から専門教員による物理・化学・生物・地学の授業を受けることになります。奈良本先生は「実験・観察やレポート作成を中心とする授業の成果は、ポーランド科学アカデミー主催の『高校生国際物理学論文コンテスト』での9年連続入選にもつながっています」と説明しました。

 そして三つ目は、コミュニケーションツールとしての英語力養成と異文化理解に重点を置いた「国際理解教育」です。3年の全生徒を対象に海外語学研修(オーストラリア)を行い、5年の修学旅行ではシンガポールを訪問するほか、留学生の訪問受け入れなど、海外の同世代の学生との交流も盛んです。奈良本先生は「こうしたさまざまな異文化体験を通して、グローバルな視点で物事を考えられる人材を育成しています」と語りました。

 気になる適性検査について、奈良本先生は「まずは、問題文の内容を正確に読み取り、要点を的確にとらえること。そのうえで、『自分はどう考えるか』『自分ならどうするか』を筋道立てて書けるようになってください。最後まであきらめずに、時間を存分に使って書くことが大事です。日ごろから新聞や小説、エッセイなどいろいろな形式の文章を読み、要点をまとめたり、自分なりのアイデアを文章に表現したりといった練習を重ねるとよいでしょう」とアドバイスを送りました。


部活動には9割以上の生徒が参加。委員会は伝統的に生徒主体で運営され、進学校ながら学校行事も多彩です
http://www.koishikawachuto-e.metro.tokyo.jp 別ウィンドウが開きます。

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