受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄東中 ●6月23日(日)

実に7割弱の生徒が卒業後に夢を実現

 栄東中学校・高等学校は、東大をはじめとする難関大学や医歯薬系学部に多くの合格者を輩出する埼玉県内有数の進学校です。この日の学校説明会では、6年生対象の理科の体験授業も開催されるとあって、保護者とともに多くの子どもたちが参加しました。

 説明会の冒頭で副校長の辻潤先生は、「本校の6年間で学んだことが、卒業後、いかに社会で役立つか。そのことを考えながら、日々生徒と接しています」と話します。そのための取り組みが、「アクティブ・ラーニング(AL)」の実践です。教師からの一方的な知識の提供だけに終わらず、課題研究やグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションといった「生徒が能動的に学ぶ機会」をさまざまな場面に導入しています。

 また、早いうちから自分の将来について考えさせるために、卒業生や保護者による職業紹介を中心とした「キャリアAL」も展開。「中2では『20年後の履歴書』を書きますが、7割弱の卒業生がそれに近い道を歩いているという成果が出ています。このように、社会に出てからの核になることを6年間かけて学ばせたいと思っています」と辻先生は言います。

 同校では、中学入学時に東大クラスと難関大クラスに分かれますが、「入学後に学力を伸ばして難関大クラスから東大クラスに移る生徒もたくさんいます。そういう生徒のなかから毎年、最難関大学の合格者が出ています。6年をかけなければ得られないものを一人ひとりが見つけて挑戦してほしい。そのために、わたしたち教員が全面的にバックアップしていきます」と結びました。

知的好奇心を刺激するアクティブ・ラーニング

 続いて、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業について、高2学年主任・理科教輸の市原貴紀先生が説明。「子どもたちの学ぶ意欲は『なぜ?』『どうして?』という知的好奇心から芽生えます。本校ではこの『知りたい』という思いを大切にする教育を心がけています」。たとえば理科では、中学段階から物理・化学・生物・地学に分けて授業を展開し、年間100を超える実験を行っています。「時には、教科書どおりの結果にならないような仕掛けをすることがあります。予期せぬことに対応することで思考力も養われ、それこそが社会で求められる力となります。大学受験だけでなく、将来でも役に立つ『知恵』を得ることをめざしています」と市原先生。

 最後に、生徒たちが製作した学校紹介DVDが上映された後、参加者は校内見学へ。わが子が奮闘する理科の体験教室も訪れました。

 この日のテーマは「回路の迷宮~導け電気!!~(物理)」「化学で宝探し!~醤油から塩を取り出そう~(化学)」「解剖の達人・魚類編(生物)」の三つ。夢中になって取り組む子どもたちの姿が、何より「栄東流AL」の効果を実証していました。


生物の授業ではアジの解剖に挑戦。実験のサポート役は、理科研究部の生徒が務めます
http://www.sakaehigashi.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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