受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鷗友学園女子中学校 ●6月25日(火)

思春期の女子に合わせた教育で、生徒の学習意欲を無理なく伸ばす

 校訓「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」の下、思春期の女子の特性に沿ったきめ細かい教育を行う鷗友学園女子中学校は、ミッション校ではありませんが、キリスト教精神を学園の基盤に据えています。週1回の聖書の授業があるほか、園芸やリトミック、オールイングリッシュの英語の授業など、独自のカリキュラムを多数導入しているのが特徴です。大学合格実績も非常にすばらしく、今春は東大合格者が前年の4名から11名に。都内屈指の女子進学校として、注目を集めています。

 この4月に校長に就任した吉野明先生は、長らく教頭として同校を支えてきた人物です。あいさつではまず学園の沿革を紹介し、そのうえで女子教育について詳しく述べました。「中高の6年間は多様な価値観を育む重要な時期ですが、男子と女子では成長曲線や仲間をつくるポイント、学習方法などが異なります。特に女子中学生は居場所や安心感を強く求めるので、同校では生徒がありのままの自分として、伸び伸びと勉強に打ち込める環境づくりを意識しています。『理系は男子』という固定観念も取り払い、純粋に個々の生徒の資質を伸ばしています」とのことです。

 指導においても、横のつながりを重視する女子の場合は、「上から目線」は禁物です。そこで常に笑顔で生徒を励まし、グループワークも多く行って学力アップを図っています。最近では、指令型のリーダーではなく、対話を連ねる包括型のリーダーが求められることが多くなりましたが、このタイプのリーダーには連帯感を大切にする女性の方が向くともいえます。吉野先生は「実際に世界では女性のトップは珍しくありません。生徒には鷗友で培った能力を生かし、国際社会で広く活躍してくれればと願っています」と語りました。

 一方、学校生活については、自己肯定感を育むことを重視しています。中1は1クラス30人程度とし、3日に1度の席替えや、本年度から導入した自己表現のトレーニングなどで、良好な人間関係の構築を促進しています。そうしたなかで、生徒たちはみずから道を切り拓く強い意志や、異なる意見をまとめて周囲を引っ張る力を養っています。学習面ではバランスを重視し、実験・実習や芸術科目にもしっかりと取り組む方針。高2で文系・理系に分かれ、外部講師による放課後学習なども用意して、生徒が自分自身と向き合って選んだ多様な進路をサポートしています。

 続いて、非公開で行う運動会の映像が上映され、気になる入試情報の説明に。2014年度は1次募集(2月1日)の人数を約140名から約160名に増やし、2次募集(2日)を約60名から約40名に減らすことが発表されました。「国語はほとんどが記述問題」「算数は比と割合が必須」といった出題傾向についての説明もありました。その後、参加者は自由に校内を見学し、案内役として校内に待機していた先生方に熱心に質問を投げ掛けていました。


クラブ活動や自治活動も盛んで、高2の約8割の生徒が何らかの委員会に所属しています
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