受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三輪田学園中学校 ●7月6日(土)

みずからの意志で未来を歩む徳才兼備の女性を育成

 豊かな人間性があってこそ、真の学力が開花するという信念の下、「徳才兼備」の女子教育を続けている三輪田学園。良き伝統はそのままに、2010年には機能的な新校舎を完成させており、学校紹介のDVDではその利便性をクローズアップ。書道教室や四つの理科実験室なども備えた新校舎は、さまざまな形で生徒の心身の成長を促しています。

 同校のOGでもある校長の吉田珠美先生は、「今年度の本校の目標は、徳才兼備の『ミワダ・クオリティ』を高めることです」と説明。入り組んだ構造の現代社会では、スペシャリストをつなぐジェネラリストの存在が欠かせません。同校では地道で堅実な校風を生かし、共感力に優れたジェネラリストの育成をめざしています。生徒の"才"を伸ばすのはもちろん、"徳"を磨いて他者を支えられるジェネラリストたるよう指導しているのです。そのために、道徳の授業や生徒主体の行事などで、協調性と自主性を養成。アフリカへの寄付金を含んだ予約制のお弁当をはじめ、視野を広げる仕掛けも多数用意しているほか、読書教育にも力を注いでいます。

 また、学力形成においては女子の特性を考慮。英語はCALLシステムの入ったPCLL教室を積極的に活用するなど、女性一般の聴覚の良さを学習に応用しています。中2・3の数学では代数の授業を少人数制とし、苦手な生徒を出さないようにしています。吉田先生は「今年度は新たにイングリッシュキャンプと英語のサマースクールを導入しました。来年度からは数学の教科書を『体系数学』に切り換える予定です」と、笑顔でことばを添えました。

 さらにこの日は、社会科教育の概要も紹介されました。なかでも中3の公民の授業に組み込んだ「社会科読書」は、生徒の"気づき"を促す独自のプログラムです。「戦争・原爆」をはじめ、4ブロックに分けた課題図書をブロックごとに1冊以上読むのですが、生徒は感想をまとめるなかで、多くの社会問題に触れて見識を広げています。3学期には卒論を仕上げて発表も行うので、プレゼンテーションの訓練としても役立っています。

 会場での説明を聞き終えた参加者は、先生方の案内で校舎を見学。1フロアを丸ごと使った図書館や、床暖房が入った温水プールなど、充実した施設を確認しました。


校訓は「誠のほかに道なし」。1887年の創立以来、常に誠実であれと生徒に説いています
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