受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

普連土学園中学校 ●9月10日(火)

個々の生徒に目が行き届いた、きめ細かい少人数教育を展開

 1887年にアメリカ・フィラデルフィアのキリスト教フレンド派(クエーカー)に属する婦人伝道会によって設立された普連土学園は、日本で唯一のフレンド派の学校です。その校名には、「普(あまね)く世界の土地に連なるように、この地上の普遍、有用の事物を学ぶ学校であるように」という願いが込められています。

 校長の浜野能男先生は、「人はみな神に与えられたすばらしい可能性を持っている」というフレンド派の信念を紹介しながら、その教えに基づき、生徒一人ひとりを大切に育む同校の教育について話を進めました。その特色として挙げたのは、「すべての人への敬意」「幅広い声に耳を傾ける」「静かなたくましさ」の三つ。「すべての人はかけがえのない存在であり、生徒一人ひとりを大事にしてことばを掛けています。進路指導も同様で、目の前の実績を追うのではなく、『この一人の生徒』の夢を実現させることを大切にし、それが結果として進学実績に結び付いています」と浜野先生は言います。

 校風については、「温かい」「アットホームな雰囲気」「お互いを大切な存在として尊重する」といった高3生を対象にしたアンケートの結果を交えて紹介。「さまざまな個性を受け入れる雰囲気があり、卒業後も一生の友として支え合う存在となっています」とのことで、教員や生徒の話を通じてさまざまな思いや考えを知る「礼拝の時間」が大きな役割を果たしています。「本校の生徒はおとなしいというイメージがあるかもしれませんが、実際は活発でたくましさを持っています。海外で活躍している卒業生も多く、自身の"賜物"を生かして社会で活躍できるような生徒を日々の教育のなかで育んでいます」と締めくくりました。

 続いて教頭の蓮見陽子先生が、学園生活について説明。各学年3クラス、担任3名+副担任2名の体制を敷き、すべての生徒に目が行き届いた、きめ細かい、配慮ある教育を行っています。毎年、クラス替えを行うことで知らない生徒がいなくなり、卒業後も交流が続くそうです。「クラスでのさまざまな当番、中高別に組織された委員会活動、奉仕活動など責任を持って生き生きと活動する機会を数多く設け、そのなかで人への思いやりやコミュニケーション力、リーダーシップなどが自然に身についていきます。安心して穏やかに学園生活を送ることができる学校であり、保護者の方と協力しながら生徒一人ひとりを見守っています」と話しました。

 進路については、「理数教育を充実させており、理系進学率は5年間平均で35.2%です」と進路部長の大井治先生が紹介。卒業生の家庭教師登録制度や、論文指導、入試対策の補習などもあり、きめ細かい指導を徹底しています。数学は、中学では分割クラス、高校では習熟度別クラスで授業を実施。理科においては、中1で年間50回以上の実験を行うなど理科教育を充実させ、苦手にならないようにしながら、やる気や興味を引き出しています。

 説明会終了後には、授業見学と校内見学が行われたほか、在校生の保護者の方々も個別に参加者の質問に対応。同校の家庭的で温かな校風、雰囲気が感じられる説明会でした。


交通至便で閑静な環境。部活動も活発で、中1から高2までの約9割が加入しています
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