受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

品川女子学院中等部 ●9月12日(木)

実社会に即したスキルを身につけ、「私がなりたい28歳」を実現

 女子教育の普及のために尽力した荏原婦人会の漆雅子によって1925年に創立された品川女子学院は、人の喜びが自分の喜びになるような「社会に貢献する女性」の育成を目標に掲げ、時代に即した女子教育を多角的に展開しています。

 あいさつに立った校長の漆紫穂子先生は、「今後、人口の減少が加速化していく日本社会において、自分の力で人生を切り開くことができる女性の育成が重視されるでしょう」と述べ、大学進学の先を見据えて人生設計を支援する「28プロジェクト」について紹介しました。

 これは、結婚や出産などに向き合う28歳を女性のターニングポイントと捉え、そこから逆算して必要なスキルを幅広く身につけていく取り組みです。中3で行う「企業コラボレーション総合学習」や、白ばら祭(文化祭)で行う高1・2の「起業体験プログラム」もその一環ですが、2012年度からは「デザイン思考」の授業を導入しました。そこでは、ブレインストーミングやフィールドワークの技法を学び、「問題を発見する思考法」を体得したうえで、実際に企業の社員の方と新商品開発や広告制作など共通のゴールに向けて共同作業を進めていきますが、その道は平たんではありません。漆先生は、これまでのチーム内での失敗例を取り上げながら、「本校には、生徒に有益な取り組みであれば、6割の準備でも、自主性に委ねてやらせてみるという意味の『6割 Go!』ということばがあります。他者の意見を取り入れながら討論を重ねるうちに多少のもめ事も発生しますが、プロジェクトを成功に導く過程には失敗がつきもの。それらを糧に生徒たちは大きく成長し、視野を広げます。生徒たちが自分自身のポジションを見つけ、実社会にコミットする力をみずから伸ばそうとする姿勢を、今後も長い目で見守っていきたいです」と結びました。

 一方、国際教育と異文化交流に力を注ぐ同校では、中2で浴衣の着付け、遠州流茶道、草月流華道を学び、日本人女性としての誇りや美意識を育んでいます。中3のニュージーランド修学旅行では、9割の生徒が通常8日間の日程を3週間に延長し、現地の家庭にホームステイしながら現地校に通います。高1では、希望者を対象に英語圏の姉妹校・提携校で3か月から1年間学べる「海外留学プログラム」も用意。このような多彩な取り組みが各自の職業意識や将来の目標設定を高め、好調な進学実績となって表れています。

 最後に2014年度入試に関する説明がありました。それによると、同校を第一志望校とする受験生が増加していることを受けて、第2回と第3回の日程と募集人員を変更するとのこと。第2回は2月3日から2日に、第3回は5日から4日にそれぞれ1日繰り上げます。募集人員については、第1回はこれまで同様100名ですが、第2回は80名から70名に、第3回は20名から30名になります。


各教室のベランダに咲く、色とりどりのバラの花が印象的な中庭。昼休みになるとお弁当を持った生徒たちでにぎわいます
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