受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京純心女子中学校 ●10月22日(火)

緑に囲まれた家族的な環境で、「こころと知性」を豊かに育む

 自然豊かな環境にある東京純心女子中学校は、創立者のシスター江角ヤスが1934年に長崎で始めた長崎純心聖母会を母体とするカトリックのミッションスクールです。「叡智(えいち)の泉 真心(まごころ)の炬火(ともし)」という建学の精神の下、生徒一人ひとりの可能性や潜在能力を引き出す教育を実践しています。

 あいさつに立った学校長の岩崎淳子先生は、シスター江角ヤスのことば「マリアさま、いやなことは私がよろこんで」を紹介しました。「いずれ誰かがしなければならない仕事をさりげなく、さっとやる習慣を身につけなさい」というこの教えは、学園標語として生徒たちに浸透し、多方面で活躍する卒業生の心の支えとなっています。岩崎先生は「本校は2014年に創立50周年を迎えますが、これからもこのことばを学園の普遍的なテーマとして、純粋で優しい心と高い知性を兼ね備えた女性を育てていきたい」と穏やかに話しました。

 学校紹介DVDの上映に続いて、入試企画部部長の髙橋正先生が登場し、話題は教科教育と進路指導に移りました。同校では国公立大や最難関私立大、理系学部への道を開くため、英語と数学を柱とした新カリキュラム「純心エデュケーショナル・デザイン」を4年前から導入。英会話、数学、物理は少人数制授業を行っているほか、英語と数学では、中2から習熟度別授業を取り入れ、一人ひとりの理解度を確かめながらきめ細かく指導しています。また、自習室は毎日開放されており、毎週火曜日と金曜日には補習を実施。長期休暇中にも講習を行うなど、生徒の自主的な学びを支える環境が充実しています。

 ユニークなのは、各教科の担当教員と図書館司書教諭の協働で行う純心オリジナルの「探究型学習」。単なる調べ学習にとどまらず、テーマ設定、情報収集、まとめ、発表のプロセスをその都度見直しながら進めることで“学ぶスキル”を習得し、問題解決力を磨いています。また、宗教の授業やボランティア活動を通じた「こころの教育」にも力を注いでいることも同校ならではの特徴です。総合学習として行う「労作」の授業では、花や作物の世話など土に触れる体験を通じて、机上では学ぶことができない命の営みについて学びます。髙橋先生は、「小規模校なので生徒と教員の距離が近く、生徒たちは気軽に質問や相談にやってきます。穏やかな生徒が多いのも、アットホームな雰囲気のおかげかもしれません」と結びました。

 2014年度入試では、2月1日午前の適性検査型SSS(トリプルエス)試験の募集人員を約10名から約25名に増員し、1日午後と2日午後にもSSS試験を行うとのこと。また、授業料免除者を15名に拡大することなどが伝えられました。


豊かな自然に包まれた広いキャンパス。草花の手入れが行き届き、生徒たちも花や作物を育てています
http://www.t-junshin.ac.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

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