受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

恵泉女学園中学校 ●9月17日(火)

「心」と「知」を均等に伸ばし、生徒の未来を明るく照らす

 恵泉女学園中学校の教育の柱は、「聖書・国際・園芸」の三つ。キリスト教の精神を教育の基盤に据え、校風は明るくおおらかで、制服と細かい校則は定めていません。生徒はTPOをきちんと考え、その場にふさわしい態度や服装で“責任ある自由”を謳歌しています。

 学校紹介DVDの上映後、校長の加藤英明先生は「人間教育と進路実現、この二つが教育理念の焦点です」とあいさつ。つまり、同校の目標は「心」と「知」の両方を伸ばすことであり、そのなかで「個の自覚や平和への意志を持ち、命の尊さを知り、さらに知的探求心と学力を備えた女性」の育成に力を注いでいるのです。加藤先生は「本校の校章は女性が泉の水をくんでいるデザインで、丸い形をしています。6年後には心と知がぴったりと重なって、校章のような真円を描いてくれればと考えています」と語りました。

 続いて、副校長の本山早苗先生が、特色ある教科教育について説明。「国際」を教育基盤の一つとする同校では、1929年の創立時から英語教育を重視しています。基礎を徹底するために検定教科書のほかに、10冊以上の教材を活用。テストで間違えた問題を生徒自身が「直しノート」で分析するのも特徴の一つです。その成果もあって、ベネッセの学力推移調査で都内1位を記録するなど、着実な英語力アップを実現。スピーチコンテストや英検にも積極的に取り組んでいるほか、変則二学期制など留学しやすい環境も整っています。

 また、論理的思考力の養成にも努めており、その土台として朝の礼拝のなかで自分の意見や心情を語る「感話」を年3回実施。生徒たちが感じたこと、思ったこと、考えたことを文章にまとめるほか、コンスタントに「読む・書く・考える」を意識した課題を出し、記述などに慣れさせています。読書のジャンルではノンフィクションを推奨し、ディベートや新聞づくりにも挑戦。こうした取り組みによって、生徒は大学入試の際にも有効な「クリティカル・シンキング(批判的思考)」を身につけていくのです。

 2014年度入試については、2月2日が日曜日であるため、2日は朝の礼拝を尊重して、変則的に午後入試(S方式)を実施します。しかし、他の回と同じく当日に合格発表を行うため、試験科目は国語・算数の2科で、記述や途中式を減らした解答形式になります。面接は帰国生枠での出願者のみ実施。一般枠の受験生は、面接の代わりに自己紹介カードを記入して提出することになり、保護者の方にも簡単な質問用紙が用意されています。なお、2月1日の第1回、4日の第2回(ともにA方式)は、通常どおり4科の筆記試験と面接(保護者同伴)が実施されます。

 こうした説明を受けた後、参加者は校内見学へ。教室24個分のスペースに9万冊の蔵書をそろえたメディアセンターなど、木の温もりのある開放的な校舎を見て回りました。


1階から4階まで吹き抜けのアトリウム。1階に広がるのがメディアセンターです
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