受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

穎明館中 ●11月18日(月)

経験を重視した独自の教育が視野を広げ、自主性を育む

 八王子の文教地区に広大な校地を持つ穎明館中学校は、「国際社会で羽ばたく真のリーダーを育成する」という志の下、1985年に高校が、1987年に中学校が開校した男女共学の進学校です。登下校時にはJR横浜線・京王相模原線の橋本駅と学校間にスクールバスを運行しているほか、2013年度よりJR中央線・京王高尾線の高尾駅から学校までを結ぶ京王バスの急行便が構内に乗り入れを開始し、通学がさらに便利になりました。

 同校は「入学後に学力が伸びる学校」として評価されていますが、校長の寺山政秀先生は、「本校の生徒たちは勉強だけをがんばっているのではなく、クラブ活動やさまざまな学校行事の企画・運営にも積極的に取り組み、仲間と良い関係を築きながら『心の才能』を磨く努力をしています」と話します。

 Experience(経験)、Morality(道徳)、Knowledge(知識)の頭文字を取った『EMK』を教育の柱に掲げる同校のカリキュラムには、「経験の場」となる校外学習が豊富に盛り込まれています。中1では菅平オリエンテーション合宿、中2では広島・宮島体験学習、中3では奈良・京都体験学習を実施。日本に関する知識を深めたうえで、高1生全員が14日間のUSA・カナダ体験学習に出掛けます。現地の人々との交流のなかで文化の違いを肌で感じ、数多くの感動や刺激を受けて帰国した生徒たちは、より意欲的に英語を学ぶようになるそうです。

 一方で、道徳教育にも力を入れており、生徒一人ひとりを「小さな大人」として尊重しながら、正しい判断力や振る舞いが身につくよう指導しています。寺山先生は「学校生活のあらゆる場面で、生徒たちがみずから考え、行動することが『目に見えない学び』となります。授業を充実させるだけでなく、生徒の自主性を伸ばす教育環境を、今後もさらに発展させていきます」と抱負を語りました。

上級生の努力する姿を見て後輩が奮起し、さらなる成長へ

 学校紹介DVDの上映に続き、入試広報部長の名倉利行先生が同校のカリキュラムについて説明しました。無理のない先取り授業と習熟度別授業を取り入れながら、6年後の大学受験を見据えた段階的な学びを展開し、高2までは文系・理系にかかわらず全教科を必修としています。日々の小テストや単元テストで理解度を確認し、基準点に満たない生徒には、指名補習などでていねいにフォローしています。その成果もあって、2013年度の卒業生171名のうち、国公立大に42名、早慶上智には48名が進学しました。「授業そのものが国公立大学の受験に対応しているため、日ごろから予習・復習を行い、授業の内容をきちんと理解すれば、志望校に合格できる学力が着実に身につきます」と名倉先生は話します。

 また、クラブ活動などで縦の絆が強い同校では、真正面から大学入試に立ち向かう先輩の姿が後輩にとって良いお手本となっているそうです。「本校は創立28年の若い学校ですが、学校生活のさまざまな場面で上級生のがんばりが後輩に受け継がれていく様子が見られ、良い伝統が出来上がりつつあると感じています」と結びました。


山を開いて造られたキャンパスには、広い自習スペースを備えた図書室、室内温水プール、テニスコートなど、充実した施設・設備がそろっています
http://www.emk.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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