受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

攻玉社中学校 ●5月13日(金)

生徒の意識の変化で
東大合格者が続々誕生

 攻玉社の起源は幕末の蘭学塾です。海軍でも教鞭を執った明治の六大教育家の一人・近藤真琴が、自宅に塾生を集めたのが始まりです。以降、同校は社会に有為な人材の育成に努め、現在では毎年2桁の東大合格者を出す進学校に成長。ただし、1世紀半の長い歴史のなかでは浮沈も経験しており、あいさつに立った校長の今西理朗先生は次のように説明しました。

 「本校は海軍との結びつきが強かったこともあり、終戦後に海軍が解体されると一度は衰退の道をたどりました。その後、浮上の契機となった出来事が二つあります。それは1990年に国際学級(帰国生だけで1クラスを編成し、中学の3年間を過ごす)をつくったことと、2007年に最難関である東大理科三類に、初めて合格者が出たことです」

 国際学級ができる前の在校生たちの様子は、「自分で自分の能力に見切りをつけて、将来の可能性を狭めていた」と今西先生は言います。ところが、国際学級を設けて帰国生を積極的に受け入れるようになると、校内全体が活気づきました。さらに理科三類への合格者が出たことで、「自分も難関大にチャレンジしてみよう」という意識が生徒たちに芽生えました。こうした変化によって、同校はすばらしい大学合格実績を挙げるようになったのです。

 このように、意欲の重要性を語った今西先生は最後に「現状、本校の卒業生は毎年、15%〜20%程度が東大などの最難関大に進んでいますが、学歴だけでは通用しないのが今の世の中です」と話し、「どんな場所にあっても仲間と協力し、前向きに課題に取り組める人間力こそが、人生を切り開く大きな鍵となります。そのために『誠意・礼譲・質実剛健』の校訓を胸に、勉強にも部活にも打ち込む、バランスの取れた人間を育んでいきます」と強調しました。

中3と高1で選抜学級を
1クラス設置

 次に、中学教頭の内海宏隆先生がクラス編成について説明しました。昨年の中1の国際学級は2クラスありました。例年は1クラスですが、昨年は入学者が予想を上回ったため、2クラスとなりました。国際学級の生徒は中学3年間、英・国・数で理解度別・習熟度別の授業を受けます。そして高1から一般学級と合流します。

 一方、一般学級は5クラス。中3と高1で選抜学級を1クラス設置し、生徒の学習意識を高めて、中だるみを防いでいます。国際学級の生徒も成績次第で中3から選抜学級に移って学ぶこともできます。そして高2からは、文系・理系、私立大・国公立大など進路別のクラス編成となり、個々の志望に対応したきめ細かな指導を行っています。

 続いて、ふだんの生徒の様子も紹介。文武両道の目標の下、ほとんどの生徒が部活動や同好会・愛好会に参加しています。運動部は必要に応じて品川区等の施設を利用して、練習に励んでいるとのこと。ちなみに、最難関大への合格者には運動部出身者が少なくないそうです。

 入試についての説明は、募集対策部部長の水上薫先生が担当。2月1日の第1回入試と2日の第2回入試を続けて受ける受験生への優遇措置や、国語または算数を選択して受験する特別選抜入試(2月5日)などについての説明がありました。こうした内容を聞き終えた参加者は、案内図を手に中学のフロアを自由に見学。要所に控えた先生方に、熱心に質問を投げ掛けていました。


攻玉社の前身は1863年に四谷で誕生した蘭学塾。この日は冒頭に学校紹介の映像も流れました
http://www.kogyokusha.ed.jp/index.shtml 別ウィンドウが開きます。

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