受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

広尾学園中学校 ●5月21日(土)

「自律と共生」を教育理念に、 国際感覚に富んだ人材を育成

 広尾学園は、2007年の校名変更・共学化以降、カリキュラム改革を推し進め、その結果は国公立大や難関私立大、医学部医学科への高い進学実績として実を結んでいます。説明会ではまず、副校長の角田陸男先生が同校の「自律と共生」という教育理念について、次のように話しました。

 「これからのグローバル社会を生きる子どもたちは、多くの難問に直面するでしょう。それを乗り越える力を身につけることが『自律』です。そして『共生』は、一つの国だけでは解決できない諸問題に対応していく力を指します。エネルギー、産業資源に乏しい日本が世界と協調していくには、国際感覚に富んだ人材の育成が不可欠です。そのためにも本校では、真の意味で志を持ったリーダーを育てていきます」

 続いて、副学園長の池田富一先生が、入学直後に長野県の学園施設で行う「スコレー合宿」の内容を紹介。この合宿で新入生たちは個人の夢、グループでの目標、クラスでの目標を語っていくことで連帯感と結束力を高めています。現地での様子も上映され、同校で6年間を過ごすために、必要な心構えを身につけていく新入生たちの姿を見ることができました。

 さらに池田先生は、中学のクラス編成について詳しく説明しました。同校には国公立大・難関私立大への進学を目標とした「本科コース」、医学部や難関理工系学部をめざす生徒のための「医進・サイエンスコース」、国際人を育成する「インターナショナルコース」の3コースがあります。このうちインターナショナルコースは、基本的な授業を英語で行うアドバンストと、基礎から英語力を伸ばすスタンダードという二つのグループに分かれています。いずれのグループの生徒も、学内外でさまざまなスピーチコンテストに積極的に参加しています。その模様を収めた映像も上映され、英語力の高さをうかがうことができました。

 また、3コースとも「問題解決能力とコミュニケーション力の育成」「グローバルな視野と高度な英語力の習得」「デジタルネイティブ世代にふさわしい最先端ICTスキルの習得」を基本としたカリキュラムが特徴で、高1と高2に進級する際には、成績によって他コースへの変更も可能です。

海外大学への進学を視野に さまざまな学びの機会を提供

 一方、「インターナショナルコース」の生徒を中心に、海外大学の見学ツアーも実施しているそうです。昨年はアメリカの八つの大学を巡り、そこで学ぶ先輩からさまざまな進学アドバイスをもらいました。

 こうして意欲が引き出された生徒たちは海外大学進学を視野に、SAT(大学進学能力試験)にも挑戦しています。ちなみに同校は、東アジア地域でも数少ないSATの試験会場になっており、日本国内はもとより近隣諸国からもさまざまな受験生がやってきます。こうした環境も生徒のモチベーションを高めています。

 この日の説明会は、午前と午後の2回にわたって開催され、同時に行われた小学5・6年生対象の理科と英語の体験授業にも、たくさんの参加者が集まりました。理科の体験授業では電子顕微鏡で髪の毛のキューティクルを観察。子どもたちも同校の魅力をしっかりと感じ取っていたようです。


外国人講師は19名在籍。この日の体験授業では、英語の発音や数の数え方などを学びました
http://www.hiroogakuen.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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