受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

世田谷学園中学校 ●5月28日(土)

禅の教えを基盤に「とらわれない心」を養う

 「6年間で大きく学力を伸ばす男子進学校」として知られる世田谷学園は、1592年に開かれた曹洞宗吉祥寺の学寮を起源として、禅の精神に立った人間教育を実践しています。坐禅体験なども行いますが、あいさつに立った校長の山本慈訓先生によると、「信仰を強要することはありません」とのこと。また、山本先生は、お釈迦さまのことば「天上天下唯我独尊」の『我』について「命あるすべての個のこと。それぞれの個にかけがえのない価値があるという意味です」と説明します。同校では「天上天下唯我独尊」を「Think & Share」と英訳し、教育理念としていますが、さらに「明日をみつめて、今をひたすらに」「違いを認め合って、思いやりの心を」をモットーに加え、生徒が「智慧・慈悲・勇気」を持つ人間となるよう指導しています。この「智慧」とは「凡夫の知恵」に対することばで、同校では「仏の智慧」と表現。1本のコーラを何人かで分ける場合を例に、きっちり同量にするのが「知恵」で、互いに譲り合って精神的充足も得るのが「智慧」と説明。禅の精神を柱に、固定観念に「とらわれない心」を養っているのです。

 続けて山本先生は、来年度からこれまでの2学期制から3学期制に移行することや、生徒の提案で「体育競技会」を「体育祭」にバージョンアップすることを紹介。さらに、グローバル教育の強化として、今年から導入した英会話力向上のための新しいプログラムなどにも触れながら、「これからも未来を見据えて、地球的視野に立って人間力を磨くプログラムを導入していきます」と、今後も教育環境の整備に力を入れていく点を強調しました。

 次に教頭の北原透先生が2017年度入試の概要について説明しました。日程は例年どおり、2月1日・2日・4日の計3回ですが、募集定員に変更があり、1日の1次の定員が60名から70名、4日の3次が40名から30名となります。2日の2次は今春と同様の100名です。特待生合格については、これまで2次だけで選抜していましたが、17年度はこれに加えて、1次でも選抜することになりました。出題傾向については変わらず、「基礎が万全なら6割は取れるので、地道な学習を続けることが大切」とアドバイスを送りました。

 広報部部長の中村俊明先生からは、学校行事や学習についての説明がありました。同校は仏教系らしく礼儀を重視。たとえば生徒は登下校時に校門付近の白線で足を止め、校舎に一礼します。こうした学園の伝統を受け継ぐ一方、カナダとニュージーランドの姉妹校と盛んに交流しており、昨年は交換留学生として女子生徒の受け入れも行って、国際的な感覚を養っています。行事も多彩で、中1の黒姫サマースクールは、マウンテンバイクやカヤックに挑戦。中2では福井県の永平寺で坐禅を組むほか、12月には有志による7日間の早朝坐禅「臘八摂心(ろうはつせっしん)」も行うなど、さまざまな機会を通じて、生徒の視野を広げています。そして学習面では、中1・2の前期で学習習慣の確立をめざし、中3~高2の中期で主体性を伸ばしていき、高3の後期で実戦的な得点力を養っていくとのことです。


中学のクラブ活動は週4日までですが、内容は充実。吹奏楽部はアンサンブルコンテスト(クラリネット八重奏)の全国大会で2年連続金賞を受賞しました
http://www.setagayagakuen.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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