受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鎌倉女学院中学校 ●5月25日(水)

鎌倉の伝統と文化を学びながら、国際感覚も身につける

 1904年創立の鎌倉女学院は、創立100周年の2005年に全校舎の建て替えを行いました。そのコンセプトは「ミュージアムスクールの創造」。校内には随所に生徒の絵画や書道などが飾られ、自然と情操が育つ空間となりました。加えて、昨年は電子黒板や自習室などを完備した新館が完成し、これまで以上に生徒が学びやすい環境が整いました。

 同校は1970年代からグローバル教育にも取り組んでおり、アメリカの姉妹校との短期交換留学は35年以上続いています。2000年からは「鎌倉から世界へ」をテーマに、中学では鎌倉の歴史や文化を学ぶ「鎌倉学」を、高校ではそれを基盤に世界レベルでの社会問題について考察する「国際・環境学」を展開。校長の錦昭江先生は、「まずは日本を、地域を知ることから真の国際理解は始まります。日本の文化や歴史を知るに当たっては、古都・鎌倉の中心部に位置する本校は絶好の環境です。本校の6年一貫教育は、すべて鎌倉から始まり、世界へと発展していきます」と話します。

 グローバル教育と併せてキャリア教育も重視しており、職場見学や職場・職業リサーチ、ボランティア体験といったさまざまなプログラムを実施しています。「生徒はみずから考え、表現する力を養いながら、グローバル社会に貢献できる知的で、洗練された女性へと成長します」と錦先生は語りました。

 定評のある英語教育については、英語科教科主任の根岸真由美先生が詳しく紹介しました。先生によると、同校では、生涯使える高い英語力を身につける「communicative」、英語を使って世界に貢献する「global」の二つを柱に、「英語は英語で理解する」という考え方の下、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く取り入れた授業を行っています。さらに、“アウトプット”の機会を与えようと、中3・高1に対しては、鎌倉を訪れた外国人観光客への英語でのインタビューや、観光ガイドに挑戦させています。最初こそ戸惑って不安な表情を浮かべている生徒たちも、自分のことばが相手に通じることを実感すると、生き生きとした表情に変わっていくとのこと。実践的な学習によって自信をつけた生徒は、これまで以上に英語学習に力を入れて取り組むようになるそうです。

 進路指導については数学科の敦賀谷吉輝先生が説明。今春の現役生の大学合格実績については、東大4名を含め国公立大が39名(前年比17名増)、早慶上理が159名(前年比49名増)、GMARCHが245名(前年比47名増)というすばらしい結果を残しました。その要因について敦賀谷先生は、「本校の生徒たちは、みんなで学ぶという意識が強く、どの大学を受けるかを周囲に隠そうとしません。難関大学を受ける子がいれば、周りの生徒も触発されて、全体的なレベルも上がっていきます。特に今年は、その効果が顕著に表れたのではないでしょうか」と語りました。

 最後に、授業風景や昼休みの過ごし方、放課後の活動など、日々の学校生活の様子がスライドで紹介され、この日の説明会は終了。その後、3グループに分かれて校舎見学へと向かいました。


美術館や博物館をイメージして建設された校舎。正門から校舎へ続くプリンセスロードには、中1生が育てている色鮮やかな花が並んでいます
http://www.kamajo.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ