受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒場東邦中学校 ●6月3日(金)

多彩な行事などを通して、自ら学ぶ姿勢を確立

 1957年の創立以来、気概と理知を併せ持つ次代のリーダーを育成している駒場東邦中学校・高等学校は全国有数の進学校としてサピックス生にも人気が高く、なかのZEROで行われたこの日の説明会にも、約1300名もの参加者が集まりました。

 説明会では、まず、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生が、同校の入試傾向を分析。算数は図形の問題が鍵であり、理科は短時間でデータを分析することが肝要とのこと。社会は記述問題が全体の半分を占め、国語は自分とは異なる境遇の人物を理解する力が求められるそうです。

 また、神田先生は同校のOBである出雲充氏についても触れました。出雲氏は20代でミドリムシ関連の会社「ユーグレナ」を起業し、その活動・研究によって昨年、経済産業省から「日本ベンチャー大賞」を授与されました。神田先生は「ベンチャー企業の雄となった出雲氏にならい、今日の不可能を明日の可能につなげてください」と結びました。

 続いて校長の平野勲先生が登壇。「本日は、ふだんの生徒の様子と教育方針を紹介します」と、たくさんの画像を見せながら、教育方針について語りました。同校の教育の根幹は、「自ら動いて学ぶ姿勢をつくる」ことです。たとえば4月の全校遠足では、訪問先は学年ごとに企画し、上級生になると、下見まで生徒が行っているとのこと。さらに、高2の修学旅行の訪問先も自分たちで決めており、最近は瀬戸内海の島で民泊したり、タイで地元大学生と交流したりと、自由にプランを作っているそうです。

 一方、同校最大のイベントである体育祭について平野先生は、「生徒たちの自主性を育み、連帯感を強める大事な行事です」と話します。生徒は入学直後、クラスに関係なく、赤・白・青・黄の4組に振り分けられ、6年間、その色のチームに属して戦います。準備や練習においては、上級生からさまざまな形で教えを受け、「Friendship・Fair play・Fighting spirit」の「駒東3F精神」を継承していきます。

 こうした背景があることもあって、OBネットワークは非常に強固で、さまざまな分野で活躍する卒業生たちが在校生の前で、自身の体験を語る講演会も頻繁に行われています。前述の出雲氏も訪れ、「何事も自分の頭で判断することが大切」というメッセージを後輩に送ったとのこと。また、平野先生は学校と保護者とのつながりも深いことに触れて、「本校は生徒・保護者・教員の三位一体です。ご家庭とも連絡を取り合い、生徒のやる気を引き出しています。安心してお子さんをお預けください」と結びました。

 最後に、今年の入試結果について、教頭の大那貴治先生が説明しました。大那先生が挙げた各教科のポイントは以下のとおりです。

・算数はコンパス使用の作図などで、受験生の応用力と正解を導き出す意欲を問うた。
・国語は恋愛感情を扱った文章の読解問題よりも、漢字の書き取り問題で差が出る結果になった。
・理科は、中学の授業で実験・観察を多く行うため、入試においてデータの読み取りを重視した。
・社会は、資料や史料を読み取り、自分の意見を記述の形で明確に提示する必要があった。


豊かな知性と科学的な教養を持ち、広く社会に貢献できる人材の育成が目標です
http://www.komabajh.toho-u.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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