受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

光塩女子学院中等科 ●6月21日(火)

一人ひとりを大切にする教育を実践。新校舎が2018年に竣工予定

 1931年にスペインのカトリック・メルセス宣教修道女会によって設立された光塩女子学院の校名は、聖書のことば「たとえ、自分自身に欠点や限界があっても、それは個性であり、かけがえのない大切な存在であることに変わりはない。あなた方は世の光、地の塩である」に由来します。この4月に校長に就任した荒木陽子先生は、「一人ひとりがかけがえのない大切な存在であり、大人も子どもも存在そのものが肯定されているということを日々伝えることで、生徒たちの自己肯定感を高めています。6年間を通じて、自分たちが『世の光、地の塩』であることを実感しながら成長してほしい」と話します。

 この「光と塩」は学校目標であり、「理解を深めるために、今年度から学年進行の年度目標を設定しました」と荒木先生。学年ごとのテーマは「自分との出会い(中1)」「自分と他者とのかかわり(中2)」「社会の中での自分(中3)」というように、授業や学校行事を通じて生徒たちが授業や成長の階段を上っていく姿をイメージしています。

 また、共同担任制を敷いているのは創立時からの同校の特色です。そこでは、担当教科も年齢も違う5~6人の教員がチームで1学年を担当しており、生徒は、悩みを相談する先生、勉強について質問する先生と、その時々の話す内容によって相談相手を選ぶことができます。一方、教員にとっては何人もの目で生徒を多角的に見られるので、よりきめ細かく対応できます。

 続いて、教務主任の重岡道子先生が、カリキュラムと進路について説明しました。近年の教育を巡るキーワードは「発想力・思考力」「アクティブラーニング」「グローバル」の三つ。重岡先生は「これからは文系・理系問わず、文章や図表を統計的に理解する力、あらゆるメディアを比較し使いこなす力、コミュニケーションツールとしての英語力、能動的な学びの姿勢が必要となります」と話します。これを踏まえ、同校では、「IEP(インテリジェンス・エボリューション・プロジェクト)」「ものづくり選手権」「新聞ノート」といったさまざまなプログラムを導入しており、さらに高大連携プロジェクトや特別講座の充実も図っています。「2018年には新1号館が完成し、それと同時に全校舎に無線LANを導入します」とのことで、2020年の大学入試改革に向けた準備も万全なようです。実際、大学入試をゴールと考えるのではなく、将来を見据えて進路を選択する生徒が増えているそうで、卒業生はさまざまな進路を選択しています。今春は、現役進学者の約47%が現役で国公立大、もしくは早慶上智に進学しました。

 2017年度入試については、いくつか変更点があります。まず、2016年度は2月3日に設定していた第3回入試を4日に移動。2017年度は2月1日・2日・4日に実施します。そして、4日の第3回入試について募集人員を約25名から約15名に減らす一方で、1日に総合型で行う第1回入試の定員を約15名から約25名に増員します。これは「2016年度入試で2月1日に行った総合型入試に定員を大きく上回る応募者が集まり、加えて合格者の7割が入学した」という結果を受けてのことです。そのほかの変更点はなく、「出願はインターネットのみ」「合否判定は合計点で行う」といった情報と、入試問題の傾向と対策が伝えられました。


入学式や卒業式などで使われるメルセダリアンホール
http://www.koen-ejh.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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