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受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒込中学校 ●7月10日(日)

仏教教育で豊かな人間性を養い、人類のために社会変革を推進する人材を育成

 リベラルな校風の下、各界で活躍する多くの人材を輩出する駒込学園の起源は、1682年に了翁(りょうおう)禅師によって上野の不忍池のほとりに設立された「勧学講院」です。天台宗の開祖・伝教大師最澄のことば「一隅(いちぐう)を照らす」を建学の精神に掲げ、自分のことを後にし、他の人の利益を考える「忘己利他(もうこりた)」という考えの大切さを伝えています。

 日曜日に行われた説明会では、理科実験教室も開催されるとあって、受験生のほか4年生や5年生も参加。今回の実験教室では、容器の中を真空にするための、空気を抜く道具作りに挑戦します。説明会の冒頭、理科の先生方が「真空になると音が伝わらなくなります」と言って、実際に目覚まし時計の音が聞こえなくなるのか試してみせました。それを見たうえで子どもたちは実験室に移動。続けて保護者向けの教育内容の説明が始まりました。

 あいさつに立った校長の河合孝允先生は、「本校は徳川五代将軍綱吉の時代から、普遍的な教育を続けていく一方で、教育改革にもいち早く対応してきました。これまでの教育が知識量を競う1点差勝負であったのに対し、これからは学んだ知識を実際に使うことができなければ評価されない時代です」と話し、グローバル化や大学入試制度改革の動向について詳しく説明しました。

 また、「近い将来、多くの職業が人工知能(AI)に取って代わられる」という研究データにも触れ、「今後はAIを使って仕事をする『ライフデザイン能力』を持った人材を育てなければならない」と強調し、「こうした時代のなかで、豊かな人間性を養いながら、人類のために社会変革を推し進めていける人材を育てていきます」と結びました。

 続いて、教頭の角田淳先生が教育内容を説明。角田先生は「建学精神の『一隅を照らす』には、『今置かれた場所で精いっぱい努力して光り輝くことができる人こそ尊い』という意味があります。そして、そうした精神を育むための取り組みの一つが、仏教教育です」と話しました。たとえば、毎授業の前に黙想したり、週1回朝礼で般若心経を読み、心を落ち着かせ自分をコントロールする力を養ったりしているとのこと。また、仏教行事として中2で日光山研修、高1で比叡山研修などを実施。そうした体験を通じて、「自分自身が輝き、自分の努力や良い行いによって他者を照らすことが大切」ということを伝えています。

 一方、英語については、中学においては週5コマのうち1コマをオールイングリッシュで復習するイマージョン授業を行っているほか、クラスを2分割したネイティブ教員によるチームティーチング英会話や、自分の考えを発信する英語スピーチコンテストやレシテーションコンテストなども行っているとのこと。また、授業では、今年から生徒全員に配布したタブレット型端末も使用するなど、教育のICT化も進めているそうです。

 2017年度入試については、全4回の一般入試において、これまでコース別に設けていた入試を一本化し、試験結果によって「スーパーアドバンスコース」または「アドバンスコース」に振り分けられることになります。ちなみに、アドバンスコース合格者も入学後に実施される「アチーブメントテスト」の結果によって、スーパーアドバンスコースに移ることができるとのことです。最後に、「これまでのスーパーアドバンスコースの問題を解いて、傾向に慣れておけば大丈夫です」とのアドバイスがありました。


毎日の学校給食は、授業以外で先生と生徒たちがコミュニケーションを図る良い時間となっているとのことです
http://www.komagome.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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