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受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

武蔵中学校 ●7月25日(月)

世界を広く見渡し、自分の船の土台を築く

 武蔵高等学校中学校は、日本で最初の七年制私立高校として1922年に創立されました。1948年に新制武蔵高等学校となり、その翌年に中学校と大学が開校。「東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」「世界に雄飛するにたえる人物」「自ら調べ自ら考える力ある人物」を「武蔵の三理想」に掲げ、教育の柱として長く受け継いできました。現在、新校舎の建築計画も進行中で、「学びの水脈」「対話の杜」をコンセプトに、主体的かつ協働的な課題解決型学習を支える校舎が誕生する予定です。

 この日、なかのZEROで行われた説明会には、サピックス教育情報センターの広野雅明先生も登壇し、同校の入試傾向などを解説しました。袋に入った素材資料について考察する理科の「袋問題」をはじめ、個性的な問題で知られる同校の入試ですが、「なかでも点差がつくのは算数」で、合格するためには70点以上が必要だそうです。広野先生は偏差値や併願パターンなども示しながら、「6年生の夏の学習は、大学入試も含めていちばんハードなものといえるでしょう。これを乗り越えて受験生らしい顔つきになってください」と参加者にエールを送りました。

 続いて、校長の梶取弘昌先生が教育理念を紹介。「生徒の20年後、60年後に必要な力を考え、そこから逆算した教育を行っています」と説明した梶取先生は、思考力重視に切り替わる2020年度以降の大学入試改革の話題にも触れ、「心ある学校は、そもそもはじめから思考力の養成に努めています。本校も、大学入試がどのように変わっても、慌てることはありません」と強調しました。

 さらに今後は「タフネスや多様性が重視される」と付け加え、外交官として活躍するOBが語った「引き出しは多く持つべき。また、外国語が話せるだけでは通用しない」ということばも紹介しました。このOBは、イギリスのイートン校への留学を機に外交官を志したそうで、同校では生徒の視野と可能性を広げるプログラムを多数用意しています。授業も基礎を徹底したうえで、高度な発展問題にも挑戦。「生徒は幅広い教養を身につけ、世界を見渡し、人生航路を行くための自分の船の土台をつくっている」そうです。

「教育とは生徒の“発芽”を促すもの。“土づくり”だと実感しています」と話す梶取先生。「子どもの長所を見極め、ことばにしてほめてあげることが大切です」というアドバイスを送りますが、「こうした教育論を盲信することなく、その子に合った指導法を見つけてあげてください」と結びました。

 また、この日は広報の岸田生馬先生と小池保則先生も登壇し、学校生活全般も紹介。キャンパスは東京ドームの2倍弱の広さを誇り、敷地内には小川も流れています。また、伝統の理科実験は中3まで週2回で行い、レポート作成から発表までていねいに指導しているとのこと。国際教育にも熱心で、中3では第2外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国朝鮮語の4言語から選択)を必修としており、毎年15名ほどを海外研修に送るほか、交換留学や国際交流会も頻繁に行っているそうです。

 このほかの教科も、学びの奥深さを伝える内容が中心で、たとえば国語では変体仮名も学ぶとのこと。さらに思考力や表現力、創造力などの養成に努めており、入試問題に記述が多いのもその表れとえます。最後に、「過去問を解く際は、すぐに添削に頼るのではなく、自分で何度も書き直し、表現力を磨いてほしい」とのメッセージが送られました。


1学年は4クラス。多くの教科で分割授業を行い、細やかな指導で生徒を支えています
http://www.musashi.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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